【シングル追加料金無料】ロス海を超え 未踏の南極大陸を半周

【シングル追加料金無料】ロス海を超え 未踏の南極大陸を半周

ウシュアイア乗船/リトルトン下船
[料金には以下が含まれます]
サンチアゴ宿泊+サンチアゴ/ウシュアイア間の航空券+ホテル/空港/港間の送迎
シャルコー、ベリングスハウゼン、ディーン、フィッシャー、ロス、アムンセン。ル コマンダン シャルコーの船上では、伝説の探検家たちの名前がいつも心に浮かび上がります。氷が埋め尽くす極海を航行する機能を備えたこのラグジュアリー砕氷客船で、かつて南極大陸を探検した偉大な冒険家たちの足跡をたどる旅に出発しましょう。南米大陸南端からニュージーランドへ。南極大陸を半周する、ポナンならではの新しいエクスペディションクルーズです。未知の世界へと向かうこの船旅は、長い冒険の旅です。まるで時がとまったかのような世界で、どこまでも続く水平線の向こうに、夢のような自然風景と多種多様な野生動物たちが、新しい冒険家たちの訪問を待っています。
南極探検は、地球の最も端に広がる白い大陸を旅した先駆者たちの存在と決して切り離すことのできない旅です。彼らの足跡は至るところに残されています。私たちが住むこの惑星で、人間の暮らしから最も遠く、その実態もまだ解き明かされていない南極大陸。言葉で表現するならば、「アクセス不可能な地」、「人を寄せ付けない土地」などとしか言いようがないかもしれません。そのような極地で、船はベリングスハウゼン海やアムンセン海といった伝説の南洋を渡り、地球上で稀にみる「無主の地」、つまりどの国も領有権を主張していないマリーバードランドを訪れ、氷に覆われたシャルコー島とピョートルI世島への上陸に挑みます。南極点を目指す冒険において特に重要な意味を持つロス海は、世界最大の海洋保護区でもあり、非常に豊かな野生動物たちが暮らす王国です。たどり着くことが困難なこの場所で、ナンキョクフルマカモメ、クジラ、シャチ、アシカ、ペンギンといった動物たちの姿を存分に観察する特別な時間が訪れます。
極地が持つエネルギーは圧倒的です。青みを帯びたドリガルスキー氷河、果てしなく続くロス棚氷、ウィルキンス棚氷、ゲッツ棚氷、アムンセン海を埋め尽くす流氷。極限の地のあちらこちらに、歴史的功績を残したシャクルトンやスコットがかつてこの場所に確かに存在した証が見つかります。南極大陸最高峰の活火山、エレバス山の麓には、彼らの調査拠点が当時の形をそのままに留め、今も残ります。
High Lights
クルーズマップ

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●南極大陸を半周するクルーズです。氷の海を進み、まさに「極地」を体現する大陸に迫る、生涯忘れられない旅です。
●世界的にほぼ知られていない島々、シャルコー島、ピョートルI世島、マリーバードランドに接近し、探索を試みます。
●ロアール・アムンセンが1911年に成し遂げた人類史上初の南極点到達の出発点となったクジラ湾を訪れ、南極点を目指す冒険の歴史をじっくりとたどります。
●ベリングスハウゼン海、アムンセン海、ロス海の3つの南洋を航海します。 経験豊かなエクスペディションガイドチームと共に、ゾディアック・ボートやホバークラフトでのクルージングや上陸ツアーに出かけます。
●ロス棚氷をはじめとする巨大な棚氷、幻想的な美しさをたたえる氷河、堂々とそびえ立つ氷山、流氷の海など、氷が織りなす世界を存分に味わいます。
●カニクイアザラシ、ヒョウアザラシ、ウェッデルアザラシ、アデリーペンギン、ザトウクジラ、シャチなど、貴重な野生動物との出会いが期待されます。
●カヤック、ハイキング、スノーシューイングなど、様々なアクティビティを用意しています。
Cruise Schedule

2024年1月8日
ウシュアイア
乗船:2024年1月8日 午後3時~午後5時
出港:2024年1月8日 午後6時
アルゼンチン、ティエラ・デル・フエゴ州の州都であるウシュアイア。この街は、「白い大陸」と呼ばれる南極大陸や南極点を目指す冒険の玄関口としても知られています。アルゼンチンの人々は、この街を“El fin del mundo”(「世界の最果て」)と呼びます。この「最果て」の地は、野生動物が究極のサンクチュアリーとして生息する、肥沃な平野に囲まれた山々に位置しています。アンデス山脈がまっすぐに海へと沈み込む地。ウシュアイアは世界で最も美しい街の一つであり、その名の響きは、地球上の他のどの場所とも異なる、人間を寄せ付けない特別な場所を目指す旅へと、あなたの背中を押してくれることでしょう。

2024年1月9日~2024年1月10日
ドレーク海峡通過
入峡:2024年1月9日
出峡:2024年1月10日
船がドレーク海峡を通過する間、ぜひ船内設備を知り、南極の知識を深めてください。最初に、エクスペディションリーダーが、極地での上陸の際に必ず従わなくてはならない国際南極旅行業協会(IAATO)が定める行動規範を説明します。その後、ゾディアック・ボートによるクルージングについて詳しくお話しします。南極の歴史と野生動物についての講義も開かれ、クルーズごとに異なる体験が得られる南極探検の魅力をより深く知る機会となります。船の操舵室からは、雄大な洋上が眼前に広がる、航海ならではの素晴らしい風景をお楽しみください。エクスペディションガイドと船のデッキへ出れば、アホウドリやマダラフルマカモメなど、様々な海鳥がドレーク海峡の空を飛ぶ姿をご覧いただけるでしょう。

2024年1月11日
南極線通過
船は「南極線」と呼ばれる南緯66度33分を超え、南極圏に入ります。この目に見えない線を境としたさらに高緯度の地域では、南半球の夏至にあたる12月至以降の夏時期に、白夜が見られ、一年のうち少なくとも一日は、太陽が24時間一度も沈むことなく水平線上に留まります。南極圏への突入を意味する南極線通過は、ごくわずかな人のみが体験できるものであり、極地探検クルーズの忘れられないハイライトの一つとなります。

2024年1月12日
シャルコー島
到着:2024年1月12日
出港:2024年1月12日
1910年、“Pourquoi Pas ?“の船上でアレクサンダー島を地図に起こしていたジャン=バティスト・シャルコーが、海氷に囲まれたこの島を発見しました。しかし、船は島の65キロ以内に近づくことができず、上陸は叶いませんでした。低気圧に頻繁に見舞われ、常に雲に覆われる海域にあるこの島は、今も多くの謎に満ちています。はるか北西へと10数キロにわたり延びるごつごつした露頭を除けば、島全体が氷と切りった崖に囲まれています。ウィルキンス海峡の最狭部にある氷はここ数年割れ続けており、その結果、50キロ離れたところに浮かぶ近隣の島、アレクサンダー島からの分離が進行しています。シャルコー島に降り立った人間はほんのわずかであり、島の大部分が未踏の地です。周辺の海には、ウミツバメやナンキョクアジサシ、ミナミオオトオゾクカモメなど、数多くの海鳥がやってきます。

2024年1月13日
ベリングスハウゼン海
南極半島西側からアムンセン海にかけて広がるベリングスハウゼン海は、1820年に南極大陸の姿を世界で最初に確認したロシア提督であり探検家、ファビアン・ゴットリープ・フォン・ベリングスハウゼンにちなんでその名が付けられました。この海は、南極の二大島、アレクサンダー島とサーストン島を囲んでいます。船は流氷や氷の塊、そして氷河に埋め尽くされたこの海を進みます。沿岸部は、コウテイペンギンのコロニーがあることで知られています。南半球の夏の時期によりますが、独立した成鳥や、これから独立しようという若鳥、そして独立したばかりの「新成鳥」の姿が見られるかもしれません。

2024年1月14日
ピョートルI世島
船は伝説の島、ピョートルI世島に向かいます。南極大陸から約450キロの沖に浮かぶこの島は、1821年にロシアの探検家、ファビアン・ゴットリープ・フォン・ベリングスハウゼンによって発見され、ロシア皇帝ピョートル大帝にちなんでその名が付けられました。1909年、“Pourquoi Pas ?”に船長として乗船していたジャン=バティスト・シャルコーは、この島を初めて目にしましたが、上陸は叶いませんでした。「霧が分かれると、船の1マイルか2マイル先に、雲に包まれた巨大な黒い塊が突然現れた。それが、ピョートルI世島だった」とシャルコーは語っています。パックアイスに囲まれ、表面の約95%が氷に覆われたこの火山島は、標高が最も高い地点が1,640メートルであり、40メートルもの高さの氷崖が周囲を囲んでいます。島への接近は、どのような方法を取ろうとも、困難を極めます。

2024年1月15日
アムンセン海
偉大なノルウェーの探検家、ロアール・アムンセンは、南極点に到達した最初の5人の1人として知られています。1929年、アムンセンは探検した海に自らの名前を付けました。この海は、そのほとんどが分厚い流氷で覆われており、マリーバードランドに沿って、ベリングスハウゼン海とロス海の間に広がっています。巨大な氷山だけが、流氷が果てしなく続くモノトーンの景色に変化を与えます。この広大な氷の海を目の前に、心穏やかな時間を存分にお楽しみください。アムンセン海を航海する特別な時間は、ル・コマンダン・シャルコーの素晴らしい設備や空間を堪能する時間でもあります。洗練された空間に包まれ、科学の専門家やエクスペディションガイドが開催する講座や勉強会に参加し、極地の知識を深めるのもよいでしょう。乗船する専門家やガイド陣は、クルーズを通して皆様にユニークなサポートを提供します。ぜひお役立てください。船のデッキに上がり、心を掴んで離さない美しい景色を堪能するというシンプルな時間の過ごし方もよいでしょう。

2024年1月16日~2024年1月22日
マリーバードランド
マリーバードランドは、地球上で最もアクセスが難しい大陸にある最も辺境な地域です。その海岸線の景色を眺めることができるだけでも、非常に特別な機会と言えます。巨大な棚氷がそびえるロス海とベリングスハウゼン海の間に位置する氷に閉ざされた海岸線は、その一部が分厚い氷盤に覆われたアムンセン海に面しています。面積は西南極の100万㎢以上を占め、南極横断山脈によって、南極大陸のその他の陸地から切り離されています。この地域は、その地理的条件と厳しい極地気候により、地球上で珍しい「無主の地」であり、どの国も領有権を主張していません。1929年、アメリカの海軍少尉で探検家、リチャード・E・バードがこの地にたどり着き、妻の名を冠して、この地域をマリーバードランドと名付けました。氷の彫刻が創り出す景観は、訪れる人を無限に広がる南極砂漠へと招待します。そこに息づく命は、ペンギン、アザラシ、クジラ、シャチのみです。時間と気候条件によりますが、サイプル島と火山活動が生み出したサイプル山、そしてクラーク島に接近します。世界がまだ知らない見事な景色が待ち受けています。

2024年1月23日
ロス海
南極大陸に深く湾入したロス海を、世界中の科学者が「最後の海」と呼びます。マリーバードランドとヴィクトリアランドに囲まれたこの深い湾は、手付かずの海洋生態系を維持しており、2016年に世界最大の海洋保護区となりました。偉大な冒険、とりわけ南極点到達を目指す冒険の出発点となったこの海は、1839年から1843年にかけて、イギリスの探検家、ジェームズ・クラーク・ロスによって発見・調査されました。巨大な棚氷によって形成された圧倒的な規模のアイス・バリアをロスが発見したのも、同時期のことでした。このアイス・バリアは、のちにロス棚氷として知られることになります。かの有名なタイタニック号が沈没する原因となった氷山は、ここから分離し、流れ出たものです。 天候と氷の状態が良ければ、南極探検の英雄時代を象徴する場所を探索します。上陸候補地の一つが、ボルククレヴィンク海岸のはるか北に位置するアデア岬です。ここには、世界最大規模のアデリーペンギンのコロニーがあります。また、壮大なドリガルスキー氷舌があるテラ・ノヴァ湾でも上陸を試みます。ドリガルスキー氷舌は、少なくとも4,000年前にさかのぼる氷の岬で、デイビッド氷河から沖合に70キロにわたり張り出し、幅は最も広いところで24キロあります。エレバス山を擁するロス島では、探検家として知られるアーネスト・シャクルトンとロバート・ファルコン・スコットの足跡をたどります。二人は極地探検の功績が将来的に認められることを期待し、シャクルトンはロイズ岬に、スコットはエヴァンス岬にそれぞれ探検基地を置きました。南極大陸とロス島の間に位置するマクマード海峡には、テイラー氷河が堆積岩の山々に囲まれた雪のない谷へと流れ込む、見事な景色が広がっています。そこから少し先にあるクジラ湾は、また別の探検物語の舞台となりました。1911年、ノルウェーの探検家、ロアール・アムンセンがこの湾を出発し、人類史上初めて南極点に到達したのです。

2024年1月24日
国際日付変更線通過
2024年1月25日~2024年1月29日
ロス海
ロス海の航海中、船は国際日付変更線を通過します。これは、経度180度を目安として太平洋上に引かれた仮想の線です。球体である地球では、時間の基準を示す経線が必要であり、日付変更線をまたぐ際に、時計の日付を変更しなくてはなりません。船が東から西へ日付変更線をまたぐ場合は日付を1日進め、西から東へとまたぐ場合は日付を1日戻します。マゼランの艦隊が地球一周の旅を達成した際に判明した日付の矛盾は、フランスの小説家、ジュール・ヴェルヌによる有名な物語、「80日間世界一周」をはじめとする名作が生まれる大きなきっかけとなりました。

2024年1月30日
ル コマンダン シャルコーにて終日航海
ル コマンダン シャルコーの船上で、特別な時間をお過ごしください。この船は、世界初のラグジュアリー極地探検船であり、世界で唯一「PC2(極域クラス)」の格付けを持つ客船として認定された砕氷船です。既存の船ではアクセスできない極地条件の下、氷に閉ざされた海洋を安定的に航行する機能を備えています。各分野の専門家が選び抜いた海洋科学に基づく装備を有する船です。船上で行われる講義やディスカッションを活かし、専門家と共に、極地についての知識を深めてください。参加型の極地科学調査も予定しています。美しい南極に秘められたまだ知られざる姿を、ル コマンダン シャルコーの旅で発見しましょう。

2024年1月31日
バレニー諸島
到着:2024年1月31日
出港:2024年1月31日
バレニー諸島は、南極大陸の北、約270キロメートルに位置する島々で、北西から南東方向に約160キロメートルにわたり、南極線をまたぐように広がっています。厚い氷河に覆われた火山島であり、1839年に人類が初めて上陸しましたが、それ以降この島々を訪れた人はごく僅かです。南極海の中でも栄養豊富な海に囲まれていることから、ロス海地域全体に匹敵する多様な生態系を形成しています。ザトウクジラ、ナガスクジラ、ミンククジラが豊富な餌場に集まり、そこにはカニクイアザラシ、ウェッデルアザラシ、ゾウアザラシ、ヒョウアザラシの姿も見られます。島々には、アデリーペンギンとアゴヒモ(ヒゲ)ペンギンの大規模なコロニーがあります。時間と天候によっては、この島々の沿岸部に広がる素晴らしい環境を探索し、多くの野生動物の姿をゾディアック・ボートから観察できるでしょう。

2024年2月1日~2024年2月4日
ル コマンダン シャルコーにて終日航海
ル コマンダン シャルコーの船上で、特別な時間をお過ごしください。この船は、世界初のラグジュアリー極地探検船であり、世界で唯一「PC2(極域クラス)」の格付けを持つ客船として認定された砕氷船です。既存の船ではアクセスできない極地条件の下、氷に閉ざされた海洋を安定的に航行する機能を備えています。各分野の専門家が選び抜いた海洋科学に基づく装備を有する船です。船上で行われる講義やディスカッションを活かし、専門家と共に、極地についての知識を深めてください。参加型の極地科学調査も予定しています。美しい南極に秘められたまだ知られざる姿を、ル コマンダン シャルコーの旅で発見しましょう。

2024年2月5日
リトルトン
入港:2024年2月5日 早朝
下船:2024年2月5日 午前7時
ニュージーランド南島の東海岸に位置する都市、リトルトン(マオリ語ではテ・ワカ・ラウポ)は、ロス島に近いことから、英雄時代のイギリスの南極探検隊の出発点となりました。街の名前は、グレートブリテン王国貴族のジョージ・リトルトン(1709年‐1773年)にちなんだものです。歴史豊かなこの美しい港町には、1876年に建造された報時球があり、1934年までの58年間にわたり、グリニッジ標準時の午後1時を知らせる音を毎日響かせました。当時の船長たちはこの音に従って自らの時計を合わせ、船の位置をきっちり正確に把握することができたのです。
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