北西航路をゆく

北西航路をゆく

レイキャビク乗船 /ノーム(アラスカ)下船
[料金には以下が含まれます]
ノーム/シアトル間の航空券、港/空港間の送迎
アイスランドからアラスカへ。数多くの探検家が横断を夢見た伝説の北西航路をたどり、広大に広がる極北の世界を探検します。
極地環境を安定して航行する機能を備えたラグジュアリー船、ル コマンダン シャルコーが、これまでの船ではたどり着くことのできない、迷路のように入り組んだ氷の海峡を渡ります。
ハドソン海峡、フォックス湾、フュアリー・ヘクラ海峡。伝説の海域を一つ、また一つと巡る旅が、現代の探検家たちを極地探検の冒険へといざないます。手付かずの大自然が広がるグリーンランド沿岸を航海する、またとない特別なクルーズです。
旅の途中では、先住民イヌイットの人々が暮らす村やバンクス島を訪れます。この島は、難破船HMSインベスティゲーターの残骸が沖合で発見されたことや、多様性豊かな動物たちが暮らす国立公園があることで知られています。公園は、世界最大規模のジャコウウシの大群の住処となっています。
船は北極圏をさらに北へと進みます。光を受けきらきらと輝く流氷、青い氷河、起伏の激しい山脈、広大に広がるツンドラ地帯。そのような景色を前に、旅人の感覚はさらに研ぎ澄まされていきます。20世紀初頭に横断が達成されるまで、数世紀にわたり人々が夢見続けた北西航路。原点回帰の旅が始まります。
極地は天候と氷の状態がすべてを左右する世界であり、そこを訪れることは非常に貴重で特別な体験です。このクルーズでは主にフィヨルド内を航行します。どのように船を進めるかは、洋上に現れる氷の種類によって決まります。海岸に接して動かない定着氷が失われないよう、日々この点を考慮に入れ、旅程を定めていきます。航行プログラム、上陸とアクティビティの可否、野生動物との出会いは、天候と氷の影響を受けるため、約束されたものではありません。どのような体験が待ち受けているのか。それは日々変化し、だからこそ、ポナンのクルーズはその一つひとつがまたとない体験なのです。北極探検クルーズオペレーター協会(AECO)が定める安全指針と規範を遵守しながら、船長とエクスペディションリーダーが一丸となり、お客様一人ひとりの体験が可能な限り豊かなものとなるよう、力を尽くします。
High Lights
クルーズマップ

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●ポナン専属のフォトグラファー陣が、写真撮影に役立つ視点やアイディアをアドバイスします。旅の絶景を永遠のものに。「写真大使」によるワークショップ、講義、個々に向けたアドバイスなど、写真の腕をさらに上げる機会をどうぞお見逃しなく。
●北西航路で極北の地をさらに奥へと探検し、伝説の海域にある氷に覆われた海峡を渡ります。ル コマンダン シャルコーでしか行くことのできない極地の旅です。
●経験豊富なエクスペディションガイドチームと共に、ゾディアック ボートによるクルージングや上陸ツアーに出かけます。
●一年の大半が氷に埋め尽くされるフォックス湾を航行します。
●フュアリーヘクラ海峡の入り口では、伝統的な暮らしを営む先住民イヌイットの村を訪れます。
●世界最大規模のジャコウウシの大群が暮らすことで知られる、オーラビク国立公園を訪れます。
●氷に覆われた海峡、フィヨルド、流氷が埋め尽くす広大な海、数々の険し島々、青い氷河、山脈、一面に広がるツンドラ地帯、眩暈がするほど高い氷の壁など、素晴らしい大自然を堪能します。
●ホッキョクギツネ、海鳥、ベルーガ、ホッキョククジラ、セイウチなどの野生動物との出会いが待っています。ホッキョクグマを発見する機会もやってくるかもしれません。
●カヤック、ハイキング、スノーシューイング、アイスフィッシング、極地ダイビング、アイスフローティング、参加型の科学研究活動など、新しいアクティビティを様々に用意しています。
Cruise Schedule

2023年9月11日
レイキャビク
乗船:2023年9月11日午後7時半~午後8時半
出港:2023年9月11日午後9時半
アイスランドの首都レイキャビクは、国の西側にある巨大な湾に沿って広がる街です。オシュクヒと呼ばれる小高い丘の上に立つ博物館ペルトランは、「レイキャビクの真珠」を意味し、そこからレイキャビクの緑豊かなパノラマを眺めることができます。程近くには、福音ルター派のハットルグリムス教会や、可愛らしい店が立ち並ぶスコーラヴァルドスティーグル通りやロイガヴェーグル通りを散策できる歴史中心地区があります。リラクゼーションには、レイキャビク近郊にあるレイキャネス半島と、そこにある有名な温泉「ブルー ラグーン」がおすすめです。

2023年9月12日
ル コマンダン シャルコーで終日航海
ル コマンダン シャルコーの船上で、特別な時間をお過ごしください。この船は、世界初のラグジュアリー極地探検船であり、世界で唯一「PC2(極域クラス)」の格付けを持つ客船として認定された砕氷船です。通常の客船ではアクセスできない極地条件の下、氷に閉ざされた海洋を安定的に航行する機能を備えています。各分野の専門家が選び抜いた、海洋科学に基づく装備を有する船です。船上で行われる講義やディスカッションを活かし、専門家と共に、極地についての知識を深めてください。参加型の極地科学調査も予定しています。美しい極地のまだ知られざる魅力を、ル コマンダン シャルコーの旅で発見しましょう。

2023年9月13日~2023年9月14日
グリーンランド南海岸
到着:2023年9月13日
出港:2023年9月14日
ノルウェーの探検家で「赤毛のエイリ-ク」こと、エイリーク ソルヴァルズソンの足跡をたどり、グリー
ンランドの南海岸を訪れます。船は、プリンス クリスチャン サウンドと呼ばれる、この海域で最も距離の長いフィヨルド系の奥深くへと入っていきます。自然が創りあげたこの壮麗な運河は、岩がちな山々と堂々とそびえる氷河に囲まれており、驚くほど美しい光景を見せてくれます。

2023年9月15日~2023年9月16日
ル コマンダ ンシャルコーで終日航海
ル コマンダン シャルコーの船上で、特別な時間をお過ごしください。この船は、世界初のラグジュアリー極地探検船であり、世界で唯一「PC2(極域クラス)」の格付けを持つ客船として認定された砕氷船です。通常の客船ではアクセスできない極地条件の下、氷に閉ざされた海洋を安定的に航行する機能を備えています。各分野の専門家が選び抜いた、海洋科学に基づく装備を有する船です。船上で行われる講義やディスカッションを活かし、専門家と共に、極地についての知識を深めてください。参加型の極地科学調査も予定しています。美しい極地のまだ知られざる魅力を、ル コマンダン シャルコーの旅で発見しましょう。

2023年9月17日~2023年9月19日
ハドソン海峡
入峡:2023年9月17日
出峡:2023年9月19日
世界第二の面積を持つハドソン湾と大西洋を結ぶハドソン海峡は、ベネチア出身の探検家セバスチャン カボットによって、1517 年に初めてその存在が確認されました。しかし、海峡の名前の由来となったイギリスの航海者ヘンリー ハドソンがこの海峡を渡ったのは、それから約1世紀を経た1610 年のことでした。それまでの航路に比べ、カナダ中心部へのアクセスが格段によくなったこと
から、18 世紀には、ハドソン海峡は商用ルート、特に毛皮貿易の航路として選ばれるようになりました。距離はおよそ800キロ。一年のうちの大半が氷に埋め尽くされる海峡です。ここを渡る旅は、ま
たとない素晴らしい体験となるでしょう。

2023年9月20日~2023年9月21日
フォックス湾
到着:2023年9月20日
出港:2023年9月21日
この湾に最初にたどり着いた 17 世紀のイギリス人探検家、ルーク フォックスにちなんで名付けられたフォックス湾は、伝説の北西航路の入り口です。15 世紀以降、数々の探検家や航海者が夢見た伝説の北西航路の横断は、1906 年、ノルウェーの探検家ロアール アムンセンによって達成されました。一年の大半が氷に覆われる海域であり、1948 年に行われた航空調査で初めて発見された
北米最後の島々、プリンス チャールズ島、エアフォース島、フォーリー島がこの湾に浮かびます。
夏の時期には、ホッキョククジラが出産のために湾にやってきます。

2023年9月22日
フューリー ヘクラ海峡通行
北極海に広がる氷の海で、イギリスの探検家ウィリアム エドワード パリーの足跡をたどります。パリーは 1882 年、是が非でも北西航路を開拓しようと出発した冒険の途上で、フューリー ヘクラ海峡を発見します。パリーは、HSM フューリーと HSM ヘクラの二隻のイギリス海軍船舶を率い、「幻」の航路を進もうとしましたが、その挑戦が実ることはありませんでした。氷に行く手を阻まれた二隻の船は、フォックス湾の北で身動きがとれなくなってしまうのです。しかしその結果、メルビル半島とバフィン島を隔てるフューリー ヘクラ海峡を発見することとなりました。一年の大半が流氷に覆われるこの狭い海域へのアクセスは困難を極めます。海峡通航中には、イヌイットの村イグルーリクを訪問する特別な機会があります。

2023年9月23日~2023年9月28日
氷が覆う北西航路を横断
到着:2023年9月23日
出港:2023年9月28日
アメリカ大陸のはるか北、北極諸島の最も北を通る北西航路は、大西洋と太平洋を結ぶ最短のルートです。15 世紀以降、数多くの探検家や航海者がこの航路の横断を切に願い、厳しい氷の海に挑み続けました。それがついに叶ったのは、1906年、ロアール アムンセンが横断に成功したときのことでした。それから今日に至るまで、一年の大半が分厚い流氷に覆われるこの海峡の横断に成功したのは、幸運に恵まれたほんの一握りの人々です。地図に載ることも少ない、ほぼ手付かずのこの海域を通航することは、厳しい極地環境で航行するために設計されたル コマンダン シャルコーにとって、ふさわしい挑戦と言えるでしょう。洗練された安全な環境で、比類ない魅力を放つ氷の世界を行く初めての探検を、存分にお楽しみください。氷河の侵食が創り出した海峡を渡り、岩がちな地形と巨大な氷河が織りなす絶景の中を進みます。かつての探検家たちが目にした光景です。このような旅はめったにできるものではありません。そのことを考えるとき、この大冒険がいかに
特別で素晴らしいものかを実感することでしょう。

2023年9月29日~2023年9月30日
バンクス島
到着:2023年9月29日
出港:2023年9月30日
バンクス島はカナダ北西準州にあるカナダ北極諸島の北に、位置しています。「バンクス ランド」の名でも知られるこの島は、広大で驚きに満ちた場所です。面積は約7万㎢、丘陵と低地、険しい崖と渓谷が広がる風景は、氷河の侵食によって生まれました。島の北側にはオーラビク国立公園があり、ホッキョクオオカミ、ジャコウウシ、トナカイ、ホッキョクギツネ、レミング、様々な鳥類など、多種多様な野生動物が暮らしています。

2023年10月1日~2023年10月4日
ボーフォート海の流氷を航海
到着:2023年10月1日
出港:2023年10月4日
アラスカとカナダの北側の海岸に面したボーフォート海は、イギリスの海軍将校フランシス ボーフォートにちなんでその名が付けられ、何世紀にもわたり、その厳しい気候条件によって恐れられてきた海域です。一年の大半が分厚い氷の層に覆われ、1914 年まで誰も到達したことがない海でした。
北極海の一部であるこの海域には、果てしなく続く氷の世界が広がります。幸運に恵まれれば、この海に多くの営巣地を持つ白い鯨、ベルーガに会えるかもしれません。

2023年10月5日
ノーム(アラスカ)
入港:2023年10月5日 早朝
下船:2023年10月5日 午前7時
アラスカ最西端に位置するベーリング海峡に面した街、ノーム。かつては金鉱採掘で栄え、壮大な自然に囲まれた素朴で美しい街です。カラフルに彩られた家々を訪ねれば、この地の先駆者たち
が培い、今日まで続く伝統に触れることができます。漁業、トナカイの飼育、そりレース。ここに住む人々は、様々な力仕事で生計を立てています。周囲に広がる平原は見晴らしがよく、北極の野生
動物を観察するのにぴったりの環境です。
STATEROOM