グリーンランド北東部
・未踏の海を訪ねて

期間

2024 年 5 月 28日
2024 年 6 月 11日

14

15

料金(最安)

€22.730~
ポナンボーナス25%割引

クルーズコード

CC280524

グリーンランド北東部 ・未踏の海を訪ねて

グリーンランド北東部
・未踏の海を訪ねて

期間

2024 年 5 月 28日
2024 年 6 月 11日

14

15

料金(最安)

€22.730~
ポナンボーナス25%割引

クルーズコード

CC280524

グリーンランド北東部 ・未踏の海を訪ねて
レイキャビク [アイスランド]乗下船

ル コマンダン シャルコーが新たな水平線を切り開き、グリーンランド北東部に広がる、北極横断流が運ぶ海氷に囲まれた未踏の辺境地を訪ねます。春の終わりに、素晴らしい技術を搭載したラグジュアリー船で、到達が最も難しいと言われる極北の地域を探索します。驚きに満ちた探検の始まりです。

初夏の息吹を感じる5月。北極圏ではこの時期も、氷と雪があらゆる場所を覆い、厳しい環境が続きます。グリーンランド東部のブロッセヴィル海岸は、1833年にこの地を訪れ、その後消息を絶ったフランス海軍将校ジュール ド ブロッセヴィルによって発見されました。海岸沿いでは、結晶化した流氷が先端を鋭く尖らせ、海面を漂います。遠くに見えるのは、乳白色の「砂漠」から突き出た高い山々の黒い岩石層。そんな荒涼とした場所を探検し、手付かずの海岸への接近を試みます。

旅の途中、世界最大のフィヨルド、スコアズビー サウンドの入り口に位置する、イトコルトルミット地方を訪れます。周囲から隔てられた村には、色とりどりの伝統家屋が立ち並び、その色彩が白い雪の中に際立ちます。足跡のない真っ白な雪に覆われた、どこまでも続く広大な雪原を想像してください。静寂を破るのは、そりを引く犬たちの呼吸と、そりの刃が氷を削る音のみです。古来の移動手段である犬ぞりに乗り、極北最後のハンターたちと氷上の旅に出かければ、様々な感動が心に押し寄せます。イトコルトルミット地方のコミュニティは、シーズン最初の訪問者をあたたかく迎え入れてくれます。ここに暮らす人々との交流を通して、実体験の喜びを感じ、氷上の村に伝わる習慣に触れます。イヌイットの人々の温かいまなざしと交わされる笑顔に、心からの手厚いもてなしが感じられる訪問となることでしょう。

さらに高緯度の海域へと進めば、強固な海氷が船の行く手を阻みます。グリーンランド北東部へと向かって、船は浮氷の中を慎重に航行します。揺れる水面に、海面下に広がる氷山の青みがかった部分が露わになります。

船からもカヤックやゾディアック ボートからも、そして極地ハイキングの間にも、壮大な氷河、巨大フィヨルド、氷に閉じ込められた氷山など、見る者を魅了し、無限に変化するパノラマの景色を堪能する機会が存分にあります。ル コマンダン シャルコーは、北極圏の野生動物を観察する機会を逃しません。フィヨルドの入り口付近を泳ぐシロナガスクジラの姿や、エサを求める大きなホッキョクグマの感動的なシルエットが見られることでしょう。

極地の「宝」を求める旅人にとって、地球が見せる美しさは純粋な畏敬の念を呼び起こすものです。厳しい極地環境では、一筋の光や、氷のモニュメントをかすめ飛びゆく鳥の姿に、神秘を見出すことでしょう。見渡す限りに広がる氷の世界。極地探検とは、夢のような世界を旅する体験です。


極地は天候と氷の状態がすべてを左右する世界であり、そこを訪れることは非常に貴重で特別な体験です。このクルーズでは主にフィヨルド内を航行します。どのように船を進めるかは、洋上に現れる氷の種類によって決まります。海岸に接して動かない定着氷が失われないよう、日々この点を考慮に入れ、旅程を定めていきます。航行プログラム、上陸とアクティビティの可否、野生動物との出会いは、天候と氷の影響を受けるため、約束されたものではありません。どのような体験が待ち受けているのか。それは日々変化し、だからこそ、ポナンのクルーズはその一つひとつがまたとない体験なのです。北極探検クルーズオペレーター協会(AECO)が定める安全指針と規範を遵守しながら、船長とエクスペディションリーダーが一丸となり、お客様一人ひとりの体験が可能な限り豊かなものとなるよう、力を尽くします。

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High Lights

ハイライト

クルーズマップ

    ・ブロッセヴィル沿岸部、イトコルトルミット地方、グリーンランド北東部を周遊し、手付かずの自然が広がる辺境の地の初夏を、北極横断流が運ぶ海氷に囲まれながらじっくりと堪能する、贅沢な時間を過ごします。
    ・船外を見渡す広いデッキを備えた極地探検船、ル コマンダン シャルコーで、またとない冒険と観覧の時間を堪能します。自然と野生動物たちが織りなす、常に変わりゆく景色を、静寂の中で味わいます。
    ・イヌイット文化にとって欠かせない移動手段、犬ぞりを体験します。先住民コミュニティと共に作った上陸アクティビティです。
    ・デンマーク海峡を渡ります。シロナガスクジラやザトウクジラの姿が見られるかもしれません。
    ・ブロッセヴィル海岸と、北極点からこの海岸までまっすぐに延びる極冠を探索します。
    ・極北最後のハンターが暮らすイトコルトルミット地方を散策します。この地方は、世界最大のフィヨルドであるスコアズビー サウンド入り口に位置しています。
    ・縞模様を成す山々、フィヨルド、氷河、氷山、極氷冠、北極点から流れくる氷河の海、氷丘など、大自然の景観を存分に味わいます。
    ・シロナガスクジラ、ザトウクジラ、ホッキョクグマ、イッカク、アザラシ、シャチ、海鳥など、豊かな野生動物たちとの出会いが待っています。
    ・カヤック、ハイキング、スノーシューイング、アイスフィッシング、極地ダイビング、犬ぞり、参加型の科学研究活動など、新しいアクティビティ*を様々に用意しています。
    *これらのアクティビティは、天候や氷、航行状況によって開催可否が決まります。
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Cruise Schedule

クルーズスケジュール

2024年5月28日
レイキャビク
乗船:2024年5月28日 午後8時▶午後9時
出港:2024年5月28日 午後10時

アイスランドの首都レイキャビクは、国の西側にある巨大な湾に沿って広がる街です。オシュクヒと呼ばれる小高い丘の上に立つ博物館ペルトランは、「レイキャビクの真珠」を意味し、そこからレイキャビクの緑豊かなパノラマを眺めることができます。程近くには、福音ルター派のハットルグリムス教会や、可愛らしい店が立ち並ぶスコーラヴァルドスティーグル通りやロイガヴェーグル通りを散策できる歴史中心地区があります。リラクゼーションには、レイキャビク近郊にあるレイキャネス半島と、そこにある有名な入浴施設「ブルーラグーン」がおすすめです。

2024年5月29日
デンマーク海峡通航

グリーンランドとアイスランドの間に横たわるデンマーク海峡。ここを初めて渡ったのは、バイキングの人々でした。10世紀の終わり、「赤毛のエイリーク」こと、エイリーク ソルヴァルズソンが率いる探検隊がこの場所を訪れた際のことです。第二次世界大戦下の1941年5月24日、ドイツ海軍とイギリス海軍が戦いを繰り広げた場所でもあります。冬の間、グリーンランド沿岸部に流氷がぎっしりと押し寄せ、また北極横断流が一年を通して氷山を押しのけることから、夏のデンマーク海峡は概して氷のない海となります。海峡の深い地点には、世界最大の滝があります。この海中大滝は、グリーンランド海の冷たい海水と、イルミンガー海の暖かい海流の水温差によって形成されました。豊かな生態系を誇り、様々なクジラ類がそこに暮らしています。

2024年5月30日
ブロッセヴィル海岸周遊
到着:2024年5月30日
出発:2024年5月30日

フランスの探検家で航海船船長ジュール ポレ ド ブロッセヴィルの足跡をたどります。ブロッセヴィルは1833年、グリーンランド東側にある、周囲から遠く隔てられた未踏の地を探検するため、ラ リロワーズに乗船し冒険にでましたが、それにより命を落としました。彼の名を冠した無人の地ブロッセヴィルは、スコアズビー サウンドの南に位置しています。薄いものから分厚いもの、平らなものから形が顕著なものと、様々な形状の氷や氷山、流氷が見渡す限り続くこの海岸は、荒涼として人を寄せ付けない場所であり、ここに到達できる人はごくわずかです。この海岸を探検することは、現実とは思えないような氷の砂漠の只中へ、深く入り込んでいくことを意味します。そこは、光の具合によって景色の見え方ががらりと変化する世界です。ホッキョクグマの王国でもあるこの地を、船外を見渡す広いデッキを備えた船ル コマンダン シャルコーが静かに進みます。野生動物との出会いは、旅の途中に幾度も訪れます。その美しい姿をじっくりとご堪能ください。

2024年5月31日▶2024年6月3日
イトコルトルミット地方探索
到着:2024年5月31日
出発:2024年6月3日

グリーンランド東海岸に位置するイトコルトルミット地方。1年のうち9か月は、雪と氷に閉ざされています。この辺境地を訪ね、限りなく続く白い極地の世界が持つ美しさをじっくりと探求する、特別な時間を過ごします。高い山々が空に向かってそびえ立ち、雪に覆われた黒い岩々が徐々に見えてきます。世界で最も長いフィヨルドの入り口に姿を現すのが、イトコルトルミットの村です。人が暮らす地域としてグリーンランド東海岸の最も北に位置する集落です。イトコルトルミットとは、グリーンランド語で「大きな家」を意味し、北極圏に暮らす最後のハンターが生活を営む場所です。この訪問では、彼らの伝統的な生活様式に触れます。海を埋め尽くす氷の厚さが十分になるのを待ち、ハンターたちは伝統的な犬ぞりに乗り込み、セイウチやアザラシ、イッカク、ジャコウウシ、ホッキョクグマなどを求めて狩猟の旅に出発します。一面に広がる広大な雪の世界で、静寂を打ち破るのはそりを引く犬たちの呼吸と、氷を削りながら戻ってくるそりの音、そして氷上を歩くハンターたちの足音だけです。氷上と訪れる村で過ごす陽気で特別な時間を通して、先住民イヌイットの伝統的な暮らしを体感します。

2024年6月4日▶2024年6月6日
北東グリーンランド探索
到着:2024年6月4日
出発:2024年6月6日

イトコルトルミット地方を出発後、グリーンランド北東部へ向かいます。海氷が創り出す未知の美しい世界を探し求め、さらに北へと進みます。従来の船ではこの時期にたどり着くことのできない海域です。光が移り変わり、空の表情が変化する中、様々な状態で現れる氷と無限に変化するその質感が、まるで絵画のような格別に美しい光景を生み出します。海に浮かぶ真珠色の氷の彫刻や、北極横断流が運んでくる氷の合間を、船は辛抱強く慎重に航行します。すると、氷に阻まれた氷山や、鋭い先端を露わにした氷丘が見えてきます。この広大な氷の世界では、美しさは細部に、そして一瞬が放つ輝きの中に現れます。ホッキョクグマの領域に入ると、極地探検のために設計されたル コマンダン シャルコーの素晴らしさを再確認することでしょう。氷の国に君臨するホッキョクグマを観察するチャンスを逃さず捉えます。広大な氷の上を母グマと子グマが並んで歩く、心に残る場面に遭遇できるかもしれません。

2024年6月7日▶2024年6月9日
ブロッセヴィル海岸探索
到着:2024年6月7日
出発:2024年6月9日

フランスの探検家で航海船船長ジュール ポレ ド ブロッセヴィルの名を冠した、氷に閉ざされた美しい海岸を再び訪れます。大自然の圧倒的な景観と野生動物たちとの出会いをお楽しみください。

2024年6月10日 デンマーク海峡

グリーンランドとアイスランドの間に位置するデンマーク海峡を再び通航し、旅の終着地、レイキャビクへと向かいます。

2024年6月11日
レイキャビク
入港:2024年6月11日 早朝
下船:2024年6月11日 午前8時

初夏の北極圏をめぐる15日間の旅は、下船地アイスランドの首都レイキャビクで終了します。

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