※文中の安全衛生プロトコルの内容は、インタビューを受けた乗客の乗船当時のものです。 ポナンのクルーズに初めて乗船した乗客の感想をいくつかご紹介します。 地中海から大西洋岸、ブルターニュ沿岸の自然遺産を巡るクルーズから戻った乗客に、その体験の印象を聞きました
"安心・安全のバブル"
クルーズ中は、安心・安全と感じることができました。「船内の安全衛生プロトコルは非常によく守られていました。乗客は皆、プロトコルを十分に理解し、遵守していました。ポナンの乗務員は信頼に値する人々でした。私は自由でありながら、安全で守られているように感じました」とシルヴィ・Nさんは言います。 ポナンがフランス政府から航海の再開を認可されたのは、ポナンの船が小型船であることと環境負荷の少ない船旅が評価された結果です。クロード・Vさんは次のように話しました。「私たちは心から安心してクルーズを楽しむことができました。その理由として、ポナンの船は乗客3,000人に加え1,200人の乗組員が乗る大型客船のようなものではなく、小型船であるということ、それに加え、必要な措置が講じられていることは十分承知していましたし、検査・認証機関であるビューローベリタスも公衆衛生指針の策定に関与していることも知っていましたので、全面的に安心できました。船内を歩くときはマスク着用が義務付けられていましたが、それも当然のことと感じましたし、テーブルやラウンジに座ったら、マスクを外しても問題ありませんでした」。また、ニコル・Dさんは「船長が言ったように、私たちは外部から遮断された安全な泡の中で守られているように感じました」と語りました。
ポナンのクルーズが与える特別感
「自分はなんて恵まれているのだろう」。それが、この夏ポナンのクルーズに乗船したときに最初に感じたことでした。「美しい風景の中を航行し、穏やかな静寂の感覚を味わい、静かで恵まれた気持ちになる。現在私たちを取り巻く状況を考えると、このような感覚を持つことは非常に難しいことです」とシルヴィ・Nさんは語り、新しい旅程を提案するポナンの対応力を称賛しました。 「数ヶ月に及ぶ不安な生活の後、航海して美しいパノラマを毎日眺めると喜びが増し、その喜びは何倍にも膨らんでいきました」。最近、ブルターニュ沿岸のクルーズから戻ったニコル・Dさんはそう語り、「この困難な時期の後の魔法のような時間であり、素晴らしいクルーズでした」と続けました。 人混みから離れた場所にあるクルーズの停泊地では、圧倒的な平和と静寂の感覚に満たされます。「ゾディアックボートに乗り、私たちの他には誰もいない美しい無人のビーチに行くことができました。そこでは自然に溢れた手つかずの小さな入り江に行くことができました」。ロアB・ジョアンさんとニコル・Dさんはそう語り、また二人は、ブーローニュシュルメールにある「フランス国立海洋センター」をプライベート訪問して楽しめたのは特別な時間だったと振り返りました。
ポナンのスピリットを共有、再体験する喜び
「朝11時のビーチパラソルの下、シャンパンで乾杯。斬新でこれぞポナンのスピリットだと思いました。他の船では体験できないことです。北極圏のグリーンランドやスピッツベルゲン島の氷上で同様の体験はありますが、ビーチでは初めてでした!」(ロア・Bさん)。ポナンの魔法の源は、クルーズの各寄港地が卓越した特別な体験となるよう細部にまで配慮がなされている点です。「キャビアのテイスティング、ガラの夕べ、ゾディアックボートの旅、プールサイドの夕焼けはどれも素晴らしいものでした」 (ロア・Bさん)。「惜しみないサービスを受けました。まるで5つ星ホテルにいるような気分でした」(ニコル・Vさん)。 ご夫婦でもご家族でも、ポナンへの熱い思いは共通しています。「私はポナンが大好きです。ポナンのクルーズに乗れない夏など、考えられません」と、この夏、お子さんやお孫さんと一緒にクルーズに参加したロアBさんは茶目っ気たっぷりに話します。「ポナンのクルーズで家族や恋人と一緒に時間を過ごすことは、“和やかな贅沢”と言えます。」と語るのは、シルヴィ・Nさん。「素敵な雰囲気と空気感に孫たちは大喜びで、彼らは同年代の子どもたちを見つけ一緒に泳いだり、食事を共にしたりと楽しい時間を過ごせたようです。また孫たちの両親にとっても初めてのクルーズだったので、他の乗客との交流が深まり、新しい友情が芽生える機会となったようで嬉しかったです」(ロア・Bさん)。 この船内のハーモニーは、スタッフとクルーによるさりげない努力の結果でもあります。「ポナンのスタッフは常に親切で、忍耐強く、フレンドリーでした。あたたかく歓迎され、様々なことに応えてくれます。そして船長も完璧でした」(ニコル・Dさん)。「もう2、3日長く滞在したかったです!」(Claude ・Vさん)
極地以外で味わう新たなエクスペディション体験
ポナンが長い時間をかけて綿密に計画した旅程を短期間で変更することは容易ではありません。そうした中で、フランスで国内クルーズに参加することは、身近な冒険の旅に出ることを意味しました。「新型コロナがなければ、5月にダブリンからスピッツベルゲンへのクルーズに出かけることができたのに…そのクルーズは中止ではなく1年延期になったのですが、それでも少し悔しい気持ちが私たちに残っていました。私たちはボルドーから車で1時間のベルジュラックに住んでいますが、ポナンがフランスで国内クルーズを始めたと知り、自宅からとても近いボルドーからのクルーズに乗り込むことを決めました」とクロード・Vさんは言いました。 また、北欧や北極圏の探検の主役である鳥たちが、ブルターニュの海岸に姿を現し、アマチュア鳥類学者たちを喜ばせました。「今まで見たことのない鳥を見ることができました。ノルウェーのような、通常見られるような場所でも、パフィンを見たことがなかったというのに。見たことがない鳥たちをフランスで見ることができたのです!ゾディアックボートからは、シロカツオドリの素晴らしいコロニーを見ることもできました。自分たちの国ににこのような鳥たちがいるなんて知りませんでした」(ニコールDさん)。 ポナンでは、ゾディアックボートによる上陸観光はすでにプログラムの一部となりましたが、現地のサービス業者とのパートナーシップにより、特別な観光ツアーを企画することも可能になっています。「コルドゥアン灯台の見学は、本当に素晴らしかったです!現地のシャトルサービスを利用しました。到着したときは干潮だったので、砂浜を走ることができる特別な上陸用舟艇を利用しました。ル ・ブーゲンビルの設備でも下船は可能でしたが、現地の会社を信頼し任せたのは賢明な選択だと思いました。灯台から見る海の景色は素晴らしかったです。灯台の上まで登ったのですが、景色がとてもきれいでした。また灯台守と話をする特別な機会もありました。あのようにじっくりと探検して見学することができたのがよかったです。当初は灯台の周りを航行するだけの予定だったので、嬉しいサプライズでした」(クロードVさん)。
クルーズ運航への新たな自信。ポナンの船で再び世界中の海へ出かけよう
高い安全性の下で安心して旅ができるという状況は、次のクルーズを考えるきっかけになることでしょう。それは家から近い海岸であるかもしれないし、また規制が緩和された遠くの場所かもしれません。「最近はクルーズが再開してきているフランスで船旅をすることが多くなりました。この夏は5つのクルーズを予約しましたが、また遠出もするつもりです。次のクルーズはカーボベルデ、メキシコ、セイシェルにしようと思っています」とシルヴィ・Nさんは言います。 「次回はもっと長いクルーズとなります。ダブリンを出発してスピッツベルゲンまで12泊、途中スコットランドの島々とロフォーテンを経由する予定です」。そう語るクロードVさんと奥様は、次のクルーズを心待ちにしています。