魅力溢れるサウスオークニー諸島

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南極の玄関口に浮かぶ神秘

荒々しい自然が広がる無人の島々。船の航路からも遠く離れたサウスオークニー諸島には、今も大自然がそのままに残っています。ポナンのクルーズに何度も乗船しているヨセフ・セレス氏は、遥か南の海に浮かぶ、別世界ともいえる島々を訪れた最初の旅人の一人です。


島々が近づいてくるときに最初に目にしたものは何でしたか。どのような印象を持ちましたか。
船はかなり濃い霧に包まれていました。霧が現れたり消えたりする中で目に入ってきたのは山々、斜面、巨大な氷山、雪崩、そして多くのヒゲペンギンの姿でした。それはなんとも美しく、濃くなったり薄くなったりする霧に包まれていたことも相まって、まるで別世界にいるような気持ちでした。このとき、ポナンが提供するエクスペディションクルーズの概念がはっきりとわかりました。モンロー島に沿って進むクルーズに乗船経験がある人など、それまでいなかったのです。ガルシア船長は、本当に素晴らしい停泊地点を選んでくれたと思います。

野生動物との出会いについて教えてください。

幸運なことに、真っ白な体に黒いくちばしが印象的な貴重なユキドリの姿や、多くのヒゲペンギンが海沿いや凍った斜面にいるのが見えました。海岸からほんの200メートル先には、小さな氷山の上でゴロゴロするカニクイアザラシの姿もありました。

最も思い出深い体験は何でしたか。

ゾディアック・ボートに乗り、海岸沿いをめぐりました。エクスペディションガイドがエンジンを停めると、私たちはペンギンの姿を横目に、氷山の合間を漂いました。あたりは静寂に包まれていました。30分ほどの間、私たちの耳に聞こえるのはカメラのシャッター音のみ。口を開く人は誰もいません。本当に魔法のような時間でした。あのような体験はめったに味わえるものではありません。静寂に包まれ、これ以上なく平穏な気持ちでした。他の惑星にいるような気分とはよく言ったものですが、まさにそのような体験でした。

オークニー諸島をこれから訪れようという人たちに、旅のアドバイスはありますか

何もかもを楽しみ、そのような場所を訪れることができる幸運をかみしめてほしいと思います。それまでとは全く異なる世界を体験することになります。その時間を大切に、存分に味わってください。ポナンの旅ですから、安全性と快適性は格別です。南極には10度足を運んでいますが、そのうちの3回はポナンのクルーズです。選び抜かれた旅程で、真の冒険の旅へと連れていってくれる唯一のクルーズ会社だと言えます。心に残る特別な旅を、ぜひ多くの方々に体験してほしいと願っています

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