3.難攻不落の要塞
アルハンブラが王室の住まいとなったのは、13世紀にナスル朝の初代国王ムハンマド1世(1238-1273)が登場してからのことです。現在見られるような華麗な姿になったのは彼の治世下でした。もともとは889年、アラブ人とムラディ(イスラム教に改宗したキリスト教徒)の激しい紛争期にサワール ベン ハムドゥンによって建てられた要塞が始まりです。その後、監視塔や地下牢など様々な塔が追加されて要塞化が強化されました。グラナダ地方を一望できるその圧倒的な立地が、敵の攻撃を阻んできたのです。