オーストラリアとニュージーランドの亜南極諸島が特別な理由とは?
亜南極諸島は、ニュージーランドに属する5つの島グループ(スネアーズ諸島、バウンティ諸島、アンティポデス諸島、オークランド諸島、キャンベル島)と、オーストラリア領のマッコーリー島で構成されています。
南緯47度から54度の「吠える40度」「狂う50度」と呼ばれる強風帯に位置し、南極収束線の近くに点在するこれらの島々は、最小のバウンティ島(135ヘクタール)から最大のオークランド島(53,000ヘクタール)までサイズは様々です。
ニュージーランドと南極の間の大海原に浮かぶ小さな点のような存在ですが、他では見られない多くの動植物にとっての聖域となっています。特にスネアーズ諸島やオークランド諸島の一部の小島は、人類の干渉を全く受けていない原生の状態が保たれており、地球上で数少ない「手付かずの場所」です。その孤立した環境は、ガラパゴス諸島のように独自の進化を促し、生物地理学の研究対象としても非常に重要です。また、マッコーリー島は、海底下のマントル(深さ6kmにある岩石)が海面上に露出している世界で唯一の場所という地質学的な特徴も持っています。


