南極の隠された湖:氷の下に広がる水の世界
私たちの街の地下に広大な世界があるように、南極の分厚い氷の下にも水の世界があります。これまでに約400の氷底湖が発見されており、中でも有名なのがボストーク湖です。深さ3,400メートル、面積はオンタリオ湖の3倍に匹敵し、4キロメートルもの氷に覆われています。一方、ウィランズ湖には信じられないほど多くの微生物が確認されています。しかし、まだ発見されていない湖はもっと多く存在すると考えられています。これらの隠された湖は一部が川でつながっており、氷床の動きに影響を与え、さらには世界の海流に影響を与える可能性を秘めているのです。湖の水位が上がったり下がったりする現象も確認されており、まさに驚きに満ちた場所と言えるでしょう。