アミランテ諸島、そしてその先にある秘境へ

アミランテ諸島、そしてその先にある秘境へ

セーシェルで体験する、手つかずの自然と心洗われるひととき

マヘ島やプララン島といった花崗岩の島々から南へ約250km。インド洋の温かな海から、幅40km、長さ170kmにわたる海底隆起に沿ってセーシェル外諸島が姿を現します。その中にあるアミランテ諸島は、緩やかな地形と野生の美しさを備えたサンゴ礁の島々です。ヤシの木やココナッツ、モクマオウの木々に彩られ、純白のビーチと色鮮やかな海底が広がるこの諸島は、セーシェルのもう一つの素顔を見せてくれます。

 

レミール島:大統領も愛した隠れ家

色鮮やかなマヘ島の海岸線が遠ざかるにつれ、貿易風に導かれてアミランテ諸島へと近づいていきます。そこでひときわ目を引くのが、面積わずか0.27km²、標高はわずか3mという小さなレミール島です。アミランテ諸島で最も北に位置する有人島で、かつてセーシェル共和国の大統領フランス=アルベール ルネが、人目を避けて静かに過ごした夢のようなリゾート地でもありました。
今、レミール島はその秘密を、自ら足を運ぶ探検家たちに明かしています。セーシェルでの寄港地として、これほど素晴らしいサンゴの島は他にありません。ヤシの木の下で異国情緒あふれる散策やハイキングを楽しめば、頭上ではクロアジサシやシロアジサシ、オナガミズナギドリが舞い、足元ではアオウミガメが海へと向かう姿に出会えるでしょう。豊かな植生と息を呑むような海底世界が、ここで一つに溶け合っています。

アフリカン バンクスでのダイビング

レミール島から北に30km、風に削られ波に洗われたアフリカン バンクスと呼ばれる2つの無人島(北島と南島)が海中からそびえ立っています。花崗岩の基盤から突き出したこれら2つの岩礁は、豊かな野生生物が息づく開放的なラグーンを形成しています。
アフリカン バンクスは、類まれな海底の美しさと、岸からわずか数メートルの場所に溢れるほどの魚がいることで知られています。浅瀬でも驚くほど貴重で魅力的な海洋生物を観察できるため、まさにダイバーにとっての楽園です。西海岸の海底は水深20mほどですが、北島の東側にある水深300mのドロップオフ(断崖)も見逃せません。下降流が発生することもありますが、そこは特別なダイビング体験ができる格別のスポットです。

ポワーヴル環礁の海底に眠る宝物

アミランテ諸島のもう一つの驚異は、小さなポワーヴル環礁です。ポワーヴル島、フロランタン島、南島の3つのサンゴ島からなり、それぞれがラグーンで隔てられています。人口はわずか10人!この環礁の名は、18世紀後半に中東からセーシェルへスパイスを持ち込むのに貢献したモーリシャスの事務官、ピエール ポワーヴルに由来しています。
しかし、この島で最も貴重な宝物は、浅く澄み切った海の中にあります。そこにはアオウミガメや、巨大な魚の群れがひしめいています。アイコニックなソトイワシ(ボーンフィッシュ)や、コバンアジ、黄金色に輝くコガネシマアジなど。ダイバーたちは、ポワーヴル環礁を「世界で最も非日常的なスポットの一つ」と高く評価しています。

 

さらにその先へ:ビジュティエ ラグーンのビーチで休息を

アミランテ諸島から約50海里離れた場所に、アルフォンス環礁とサン フランソワ環礁の2つからなるアルフォンス諸島があります。かつての火山の名残であるこれらの楽園は、壊れやすいサンゴの障壁に囲まれ、セーシェル外諸島の中で最も手つかずの自然が残る島々とされています。
2つの環礁と、存在を疑うほど小さな無人島。その中でも、白い砂の輪にヤシの木が冠のように並ぶビジュティエ島は、まさに真珠のような宝石です。わずか0.5ヘクタールの未開の自然の中では、サギや軍艦鳥、カメやヤシガニが共生しています。これらの宝物は「アルフォンス グループ自然保護センター」によって守られており、2007年以来、エコシステムと自然植生の保全に取り組んでいます。

アルダブラのゾウガメに出会う

さらに南西へ進むと、セーシェル内諸島から1,150kmも離れた場所に「孤立」したアルダブラ諸島と同名の環礁にたどり着きます。広大なラグーンを囲む巨大なサンゴ礁には、グランド テール、マラバール、ピカール、ポリムニーという4つの大きな無人島と、いくつかの小さな島々があります。
ここは世界最大の隆起サンゴ環礁の中心です。島では、アルダブラ環礁の管理を担う「セーシェル諸島財団」の研究者たちが活動しています。マングローブとビーチに縁取られたこの幻想的で繊細な自然保護区には、世界最大級のゾウガメの個体群が生息しています。ガラパゴスゾウガメよりも大きく、地球上で最大のカメとされる彼らが暮らすこの場所は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

 

アミランテ諸島とその先を巡る旅は、間違いなく唯一無二のセーシェル体験となるでしょう。手つかずの島々や海、そして人々と出会い、魅惑的でいながら儚い大自然に包まれて「自分自身」を再発見するチャンスなのです。

 

紹介をした場所だけでなく、ポナンのアフリカ・インド洋を巡るコースの一覧はこちらからご覧いただけます。

ポナンでゆくアフリカ・インド洋コース一覧

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