自然と文化の宝庫、クロアチアへ

自然と文化の宝庫、クロアチアへ

観光客の喧騒を離れて:小さな国に隠された驚異の数々

7つのユネスコ世界遺産と1,000を超える島々を持つクロアチア。この国では、息をのむほど美しい海岸線と、並外れた歴史遺産を宿す街や村が融合しています。また、ブドウ畑やオリーブ畑が広がる内陸地域も非常に魅力的です。定番の観光ルートを外れ、日常から離れた旅に出かけてみませんか。

 

クロアチア:芸術と歴史の国

 

まさに「屋根のない博物館」

東洋と西洋の架け橋であるクロアチアには、多様な文化が織り交ざっています。ギリシャ、ヴェネツィア、オスマン帝国からオーストリア=ハンガリー帝国にいたるまで、多くの王国や帝国、共和国がその歴史を形作ってきました。壮麗な都市や村、数々のモニュメントは、この豊かな過去を今に伝えるもので、クロアチア「屋根のない博物館」にしています。
その最も華やかな例がドブロヴニクです。ユネスコ世界遺産に登録され、「アドリア海の真珠」と称されるこの有名な街は、毎年何百万人もの訪問者を魅了しています。
また、クロアチアで見逃せない古代の遺跡には、3つのユネスコ世界遺産があります。古都トロギール、スプリトにあるディオクレティアヌス宮殿(3世紀末から4世紀初頭に建設)、そしてポレチュのエウフラシウス聖堂です。
さらに、ルネサンスの至宝もいたるところにあります。スリドニ半島の先端で海に面したフヴァル島のフランシスコ会修道院や、シベニクの聖ジェームズ大聖堂(世界遺産)などがその代表です。これらは15〜16世紀にかけて、イタリア北部、トスカーナ、そしてダルマチア地方の間で行われた芸術的交流を反映しています。15世紀にヴェネツィアの支配下にあった、コルチュラ島の情緒ある港町コルチュラや、イストリア半島のロヴィニは、訪れる人を古き良き時代の心地よい時間の流れへと誘います。
この文化を巡る旅の締めくくりには、隣国モンテネグロのコトル湾を訪れ、ペラストにあるバロック様式の宮殿や教会を探索するのがおすすめです。この壮大な景色を楽しむには、カヤックが最適な方法です。

内陸部への旅:知られざる遺産

クロアチアの海岸線は誰もが憧れる美しさですが、内陸地域にも多くの驚きが待っています。
イストリア地方では、中世の要塞都市モトヴンを目指しましょう。半島を囲む高い丘の上に位置し、深い森とブドウ畑に囲まれたモトヴンは、国内で最も保存状態の良い城塞都市の一つです。街の教会には、ルネサンス期の彫刻など、素晴らしいキリスト教芸術が残されています。
また、ザグレブの北、スロベニア国境近くにあるヴァラジュディンは、一般的な観光ルートから外れた穴場の街です。「クロアチアの小さなウィーン」とも呼ばれ、18世紀後半の典型的な建築様式が、この国が持つもう一つの魅力的な表情を見せてくれます。
さらに、ザグレブから約20km、スロベニア国境からわずか5kmの場所にある美しい村サモボルも訪れる価値が十分にあります。そのお目当ての一つが、美食家たちを虜にする伝統のクリームケーキ「クレムシュニタ(kremšnita)」です。しかし、魅力はグルメだけではありません。中央ヨーロッパのような雰囲気が漂うサモボルには、フランシスコ会修道院や聖アナスタシア教会など、興味深いモニュメントが点在しています。森と丘に囲まれた13世紀の城跡は、神秘的でロマンチックな風景を求める旅行者にとって、理想的な目的地となるでしょう。

 

川と滝が織りなすおとぎの国

クロアチアの自然遺産も同様に素晴らしく、美しく多様で、手つかずの自然が残る川や湖が連なっています。特にカルスト地帯では、多くの場所に美しい滝が流れ込んでいます。
エメラルドグリーンの湖と見事な滝を持つプリトヴィツェ湖群国立公園は、1979年にユネスコ世界遺産に登録されました。3万3,000ヘクタール(そのうち800ヘクタールが湖沼群)の広さを誇り、毎年100万人以上の観光客が訪れます。プリトヴィツェの素晴らしいカルスト地形には、互いにつながる20の湖、90以上の滝、そして鬱蒼としたブナの森が広がっています。クロアチアの自然遺産も同様に素晴らしく、美しく多様で、手つかずの自然が残る川や湖が連なっています。特にカルスト地帯では、多くの場所に美しい滝が流れ込んでいます。
もう一つの見事なスポットは、国立公園の名前の由来にもなっているクルカ川です。この生物多様性の宝庫には850種類以上の植物が生い茂り、湿地帯の大自然の中で豊かに育っています。有名なスクラディンスキ ブク(Skradinski Buk)の滝が、息をのむほど美しい天然のプールへと流れ落ちています。
さらに穴場スポットとして、ダルマチア地方のオミシュ近くにあるツェティナ峡谷(Cetina Canyon)があります。素晴らしい奇岩に囲まれており、キャニオニングやラフティングのファンにとって最高の目的地です。また、ダルマチアの内陸部にあるクルパ峡谷(Krupa Canyon)も、ウォーキングやハイキングに最適な美しい場所です。

 

島々を巡るオデッセイ

クロアチア版のイビサ島とも呼ばれるパーティーアイランドのパグ島から、世界で最も美しい島の一つに選ばれたフヴァル島、そして「金の角(ズラトニ ラット)」と呼ばれる美しいビーチを持つブラチ島にいたるまで、クロアチアの島々にはそれぞれ異なる魅力があります。定番の観光地を少し離れるだけで、隠れた入り江、誰もいない湾、松の木の森など、時間を忘れてゆっくりと過ごせる知られざるパラダイスが無数に見つかります。
こうした穴場の島々には、サプルン島、ラストヴォ島、スティニヴァ(ヴィス島)、ヴィノグラディシチェ、そしてヴィス島などがあります。本土から最も遠い場所にあるヴィス島は、多くのアドリア海クルーズで魅力的な寄港地となっています。数々の海底洞窟、魅力的なビーチ、そして探索を待つ考古学遺跡が点在しており、フム山の山頂からはコミジャ湾(Komiža bay)の見事なパノラバが一望できます。
エラフィティ諸島の一つである、人口が少なく小さなロプド島は、自然を愛する人に最適です。島内は自動車の乗り入れが禁止されており、シュニ湾(Sunj bay)の美しい入り江へも自転車で簡単にアクセスできます。
また、クロアチア極上の隠れ家として称賛される静かな漁師の島、ドゥギ オトク島には、それぞれに魅力のある十数個の小さな村があるだけです。島の北岸にあるサカルン ビーチ(Sakarun Beach)では、クリスタルクリアな透明度の高い海を楽しめます。
伝説に彩られたムリェト島は、南ダルマチア諸島に浮かぶ牧歌的な島です。深い森に覆われ、2つの塩水湖があります。プリトヴィツェやクルカと並び、クロアチアで最も美しい国立公園の一つとされるエリアを散策してみましょう。伝説によると、西海岸にあるオデュッセウスの洞窟は、英雄オデュッセウスが旅の途中でニンフ(妖精)のカリュプソに魅了され、引き留められた場所とされています。この美しい誘惑に身を任せてみてはいかがでしょうか。諸島の中心部を巡るボートトリップを楽しみながら、アドリア海のイルカたちを探してみるのもこの旅の醍醐味です。

 

イストリア地方の美食を訪ねて

クロアチア北部に位置する小さな半島、イストリア地方は、美食家たちのパラダイスです。アカザエビ(スカンピ)、プロシュート(スモークハム)、そして9〜10月に熟すロヴランの名産であるサクランボや栗など、多彩な味覚が楽しめます。そして、季節に応じて、この地域の最高の贅沢である黒トリュフや白トリュフを味わうことができます。また、イストリアには、赤ワインの「テラン(Teran)」や白ワインの「マルヴァジヤ(Malvazija)」をはじめとする有名なワインがいくつもあり、テイスティングツアーでその奥深い味わいに出会うことができます。

 

紹介をした場所だけでなく、ポナンの地中海を巡るコースの一覧はこちらからご覧いただけます。

ポナンでゆく地中海コース一覧

[英語版サイト]地中海コース一覧

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