スピッツベルゲン:最も美しい6大フィヨルド

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ポナンが選び抜いた、素晴らしい自然景観を余すところなく味わう旅先をご紹介します。 ノルウェー・スバールバル諸島にある数多くのフィヨルドの中でも、スピッツベルゲン島のフィヨルドはその群を抜いた美しさと、広大な北極圏をめぐる探検の歴史で人々を魅了します。スピッツベルゲン島で特に有名な6つの氷河渓谷にスポットを当てます。

1.必見のマグダレナフィヨルド

マデリン湾に船が入ると、まるで鏡に覆われた回廊のような景色が広がり、起伏に富んだ山々が水面に映し出されています。1596年にスバールバル諸島を発見したオランダの探検家、ウィレム バレンツは、雪をいただき、その輪郭をくっきりと表した険しい山々を目にして、この地をオランダ語で「尖った山」を意味する”Spitzberg”と名付けました。美しい砂浜と堂々とそびえる氷河が広がり、捕鯨時代の名残を今に伝える遺跡が残るマグダレナフィヨルドは、息をのむほど美しい場所です。ここには、クジラ、セイウチ、アザラシ、ホンケワタガモ、アジサシ、ホッキョクグマ、ホッキョクギツネなどの野生動物が生息しています。

2. 最高にロマンチックなリーフデフィヨルド

スピッツベルゲン島のフィヨルドの中で、リーフデフィヨルドはそれほど有名ではありませんが、「愛のフィヨルド」を意味するこのフィヨルドには、スピッツベルゲン島にある氷河の中で最もよく知られ、また最も美しく壮麗なモナコ氷河があります。探検家でもあったモナコ公国のアルベールⅠ世にちなんで名付けられたこの氷河は、ギザギザと起伏が激しい壮観な姿を見せます。時折割れる氷の音が静寂を破り、旅人たちはここでしか味わうことのできない特別な雰囲気に身を委ねます。北緯80度に迫るこの場所で、伝説の北極をじっくりと堪能する時間を過ごすことができます。

3. 独特さが際立つホーンスンフィヨルド

スバールバル諸島で最も南に位置すると言われるホーンスンフィヨルドもまた、最も美しいフィヨルドの一つです。フィヨルドに入り28キロの距離を渡ると、25キロにわたって続く氷の層が現れます。そこには、8つもの氷河が、数多くの氷山が浮かぶ海面になだらかに落ち込んでいます。この素晴らしい景色を見渡すように立つのが、標高1,431メートル、スバールバル諸島で三番目の高さを誇るホーンスン山です。スピッツベルゲン島の沿岸部に向かって進む船から見えるのはこの山で、まるでそれは、広大な氷の世界に立つ灯台のような役目を果たしています。それは非常に美しい光景です。

4. 数多くの氷河が連なるクロス湾

クロス湾では、14もの山岳氷河が海に流れ込み、氷の青や白、そしてツンドラ地帯が見せる様々な色彩が、非常に美しい風景を創り出しています。中でも、幅7キロにわたるリリホーク氷河は、数えきれないほどの氷山を生み出し、その景色は非常に印象的です。クロス湾の入り口に位置する7月14日氷河も実に美しく、その高い氷の断崖が見どころです。この魅力的なスポットでは、氷山に寝そべるセイウチや、低地の平原に現れるホッキョクギツネやスバールバルトナカイ、様々な鳥たちを目にすることが珍しくありません。

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