クルーズ船

ニュース記事

PONANT NEWS

2026年末までに、すべての船が陸上電力接続システムを装備

2026年末までに、すべての船が陸上電力接続システムを装備

ポナンは、2026年末までに、すべての船が陸上電力接続システムを装備することを発表しました。現在までに、エクスプローラーシリーズの4隻、ル ベロ、ル デュモンデュビル、ル ジャック カルティエ、ル シャンプランは、港の電力網に接続するための陸上電力接続システムを備えています。ロストラルとル ボレアルは2024年に、残りの船には2026年までに設置される予定です。陸上電力接続システムの導入費は、1隻あたり100万ユーロです。陸上へ接続し電気を受給することで、二酸化炭素排出量とカーボンフットプリントを削減することができます。

 

パトリック・オージェ/ポナン ゼネラルセクレタリー

2030年までに1航海日あたりのCO2排出量を30%削減(1 )し、2040年までにカーボンニュートラルを実現するという目標を達成するため、さまざまな選択肢を模索しています。当社は、陸上電力接続システムに投資した最初の事業者のひとつです。私たちは今、この設備を持つ港と提携し、実際の条件下でこれらの技術の効果と問題点を検証することができます。私たちのフィードバックは、この設備の性能向上に貢献でき、この分野全体に利益をもたらすでしょう。」

 

脱炭素化は海運の大きな課題

欧州連合(EU)は、「Fit for 55」温室効果ガス削減政策パッケージを通じて、1990年から2030年の間にCO2 排出量を55%削減するという目標を掲げています。EUは、2050年までに海運部門のカーボンニュートラルを目指しています。2024年からは、欧州の排出権取引制度に海上輸送が含まれ、2025年からは、化石船舶用燃料への課税が強化されます。現在、業界全体とその利害関係者は、より責任ある観光のために動き始めています。

  

ル ベロはアイスランドのハフナルフィヨルドに寄港するたびに、エンジンのスイッチを切り、港の電力ネットワークに接続します。2022年末の設置以降、ル ベロは陸上の大気排出量を削減しています。