世界唯一のラグジュアリー砕氷船「ル コマンダン シャルコー」は、ポナン初となる南極大陸半周クルーズを2023年2月14日に達成しました。全航海6,500海里にも及ぶこのユニークな冒険クルーズは、アルゼンチン最南端の街ウシュアイアを出発し、28日(うち22日間は南極圏を航海)をかけ、ニュージーランドのリトルトンに到着しました。長さ、距離ともに、これまで運航された冒険クルーズの中で最長となり、記録に残る特別なクルーズとなりました。
ル コマンダン シャルコーのスタニスラス・デヴォルシン船長は、「私の長年の経験の中でも、今回のクルーズは最も美しい航海の一つとなりました。数人の科学者を除いて、誰も足を踏み入れたことのない未開の地へと到着したことは、まさに魔法のような瞬間でした。毎日驚くような体験を南極の美しい自然、動物たちがもたらしてくれました。」と語りました。
ポナンの極地に関する専門知識と化学的なデータ提供
極地探検クルーズのパイオニアであるポナンは、20年以上にわたる極地のエキスパートとしての経験と201名のクルーや船長のスキル、そして優れた船舶技術によって支えられています。スタニスラス・デヴォルシン船長は、「私たちはこれまでル コマンダン シャルコーを、ほとんど探査されていない地域を航行させていました。中には1960年代に発見されたばかりの地域もありました。ル コマンダン シャルコーは、このような未開とも言える環境下でも、快適さを保ちながら、驚くべき能力を発揮します。」と語ります。
PC2クラスの船体により、流氷に沿って航行することが可能となり、また環境への影響を最小限に抑えるため、LNG(液化天然ガス)かディーゼルガスと電気を燃料とする初のハイブリッド型電気探査船でもあります。電気バッテリーが稼働しているときは、二酸化炭素の排出はゼロで、完全な静寂が保たれています。
また、船内には研究室が完備され、科学者が乗船し、有益な研究データを提供しています。今回のクルーズにもラヴァル大学(カナダ・ケベック州)とオレゴン州立大学(アメリカ)の二つの研究チームが南氷洋におけるカーボンポンプのメカニズムを研究するために乗船しました。
《2024年 も出発します!南極半周クルーズ》
アメリカ大陸の南端とニュージーランドを結ぶ南極大陸を半周する冒険クルーズ。この探検クルーズでは、氷に覆われた伝説のベリングスハウゼン海、アムンゼン海を横断し、シャルコー島とピョートル1世島への到達を目指します。
日程:2024年1月7日〜2月5日(28泊30日)
価格:44,240ユーロ~
※詳しくはこちら(英語サイト)
▼探検家ジュール・デュモン・デュビルからダグラス・モーソンまで:
偉大な探検家たちの後を継いだクルーズへ。南極ウミツバメ、クジラ、シャチ、アザラシ、ペンギンなど、豊かな野生動物が生息している世界最大の海洋保護区であるロス海をはじめ、アデリーランド、ヴィクトリアランド、マリーバードランドなど、どの国にも領有権が主張されておらず足を踏み入れるすべての人に魔法をかけるような大自然の中へとゲストをご案内します。
日程:2024年2月6日~3月3日(26泊27日)
価格:38,010ユーロ~
※詳しくはこちら