世界遺産バルデス半島も訪れる 南極海の島々と南極半島クルーズ
世界遺産バルデス半島も訪れる 南極海の島々と南極半島クルーズ
ウシュアイア[アルゼンチン]乗船 / ブエノスアイレス[アルゼンチン]下船
[料金には以下が含まれます]
ブエノスアイレス宿泊+ブエノスアイレス-ウシュアイア間のフライト+送迎
南極大陸、サウスジョージア島、フォークランド諸島、バルデス半島をめぐる、19日間の極地探検クルーズです。
白い大陸、南極大陸の凍てついた海岸。氷山、氷河、山々、そして凍った海を覆い尽くす白の色合いは、千差万別です。アデリーペンギン、ジェンツーペンギン、アゴヒゲペンギン、アザラシ、クジラ、海鳥の姿をみることができるでしょう。
船はサウスジョージア島の山岳地帯に到着します。1916年、アーネスト・シャクルトン卿が有名なエンデュアランス・オデッセイの最中に奇跡的に座礁したのは、巨大な氷河に囲まれたこの島です。現在では、キングペンギン、ゾウアザラシ、オットセイが、黒砂のビーチを占領するかのように生息する姿を見ることができるでしょう。
北上し、フォークランド諸島へ。200の島々からなるこの島々付近ではイワシクジラが生息しています。海岸線に白砂のビーチ、切り立った崖、風にそよぐ湿原、草原など、美しい自然の姿を見ることができるでしょう。
南大西洋の探検は、バルデス半島パタゴニア・チュブト州へ続きます。
この手つかずの野生生物の聖地と呼ぶべき場所は、水中世界でも陸上でも数々の貴重な姿を見せてくれます。また、乾燥した草原、独特の風景で構成されています。180種以上の鳥類、マゼランペンギンや、オルカやアザラシ、グアナコ、ハラジロカマイルカなど豊かで多様な植物相などを目にすることができるでしょう。
天候や氷の状態に大きく左右される極限の地を訪れるクルーズです。特定の場所への上陸や、野生動物の観察は保証されたものではなく、クルーズによって異なります。
船長とエクスペディションリーダーは、IAATOの安全規則と指示を遵守しながら、お客様の体験ができる限り豊かなものになるよう最大限力を尽くします。
High Lights
クルーズマップ
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●南極半島、サウスジョージア島、バルデス半島、フォークランド諸島をめぐる南氷洋での極地探検クルーズ。
●経験豊富なナチュラリストガイドのチームと一緒に、ゾディアックボート遠出したり、海岸を訪れたりします。
●シーカヤック体験をお楽しみください。公認の経験豊富なカヤック ガイドと共に、氷に覆われた水面を滑るように進みます。
●パタゴニアのバルデス半島はユネスコの世界遺産に登録されており、独自の生態系を持つ野生生物の聖地です。
●サウスジョージア島とフォークランド諸島は、類まれな美しさを誇る2つの亜南極諸島で、多種多様な動植物が生息しています。
●野生動物、歴史、地政学、偉大な探検家、気候、環境保護、環境尊重の教育的発見を網羅した、ナチュラリストガイドによるレクチャーと説明会があります。
●ハイキングを予定しています
●野生動物: フォークランド諸島:クロアシアホウドリ、ユキアホウドリ、マゼランペンギン、ジェンツーペンギン、ミナミイワトビペンギン/サウスジョージア島:キングペンギン、ゾウアザラシ、オットセイ、マカロニペンギン/南極半島:ザトウクジラ、ジェンツーペンギン、アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ヒョウアザラシ、カニクイアザラシ、ウェッデルアザラシ/バルデス半島:アザラシ、グアナコ、ハラジロカマイルカ。
●野生動物との遭遇、旅程は、あくまでも可能な体験を例示したものであり、保証するものではありません。
Cruise Schedule
2026年3月5日
ウシュアイア
乗船:2026年3月5日 午後4時▶午後5時
出航:2026年3月5日 午後6時
アルゼンチン、ティエラ・デル・フエゴ州の州都であるウシュアイア。この街は白い大陸、そして南極点を目指す旅の玄関口として知られています。アルゼンチンの人々はこの街を“El fin del mundo”(「世界の最果て」)と呼びます。この「最果て」の地は、野生動物が究極のサンクチュアリーとして生息する、肥沃な平野に囲まれた山々に位置しています。アンデス山脈がまっすぐに海へと沈み込む地。ウシュアイアは世界で最も美しい街の一つであり、その名の響きは、地球上の他のどの場所とも異なる、人を寄せ付けないあの特別な地、南極大陸を目指す旅へと、あなたの背中を押してくれることでしょう。
2026年3月6日▶2026年3月7日
ドレーク海峡横断
船がドレーク海峡を通過する間、ぜひ船内設備を知り、南極の知識を深めてください。最初に、エクスペディションリーダーが、極地での上陸の際に必ず従わなくてはならない国際南極旅行業協会(IAATO)が定める行動規範を説明します。その後、ゾディアック・ボートによるクルージングについて詳しくお話しします。南極の歴史と野生動物についての講義も開かれ、クルーズごとに異なる体験を届けてくれる南極探検の魅力をより深く知る機会となります。船の操舵室からは、雄大な海が眼前に広がる、航海ならではの素晴らしい風景をお楽しみください。エクスペディションガイドと船のデッキへ出れば、アルバトロス(アホウドリ)やマダラフルマカモメなど、様々なウミドリたちがドレーク海峡の空を飛ぶ姿をご覧いただけるでしょう。
2026年3月8日
南極半島
世界で他に類を見ない、南極という場所だけが持つ魔法を存分に楽しむ時間がやってきます。夢のような景色が広がる南極半島は、過去も現在も人々を心から魅了し、訪れるすべての人に忘れられない時間を約束してきました。氷が織りなす柔らかな青と白に彩られた壮大な美しさの只中で、貴重な野生動物に囲まれながら、氷の世界をゆく旅は続きます。ペンギン、ザトウクジラ、アザラシ、オオフルマカモメ、さらにはゾウアザラシやオットセイ、そして南極ミンククジラやシャチなど、多種多様な野生動物がこの地を住処としています。天候や航行の状況次第ですが、訪れる場所によっては、こういった野生動物を身近に観察し、極地の美しさを彼らと分かち合う機会があるかもしれません。船長とエクスペディションリーダーが氷の状態を日々判断し、ゾディアック・ボートによるクルージングや上陸観光を提案します。南極半島が持つ無限の豊かさを実感するアクティビティです。氷河、流氷、卓上氷山、海へとまっすぐに沈み込む山々の峰、火山活動の跡が残るビーチ、研究拠点、絶景が広がる入り江、捕鯨業の名残。南極を象徴するこれらの「顔」を、静寂に満ちた幻想的な世界の中に見いだすことができるでしょう。ジャン=バティスト・シャルコーやアドリアン・ド・ジェルラーシュ、サー・アーネスト・シャクルトンなど、19世紀以降、この無人の辺境地を制覇しようと南極を探検した偉大な冒険家たちの足跡をたどり、航海は続きます。
2026年3月9日
ウェッデル海
航行不可能、極限、魅惑的。ウェッデル海の大部分は厚く密に詰まった氷の層に覆われています。この海を航海するのは挑戦であり、特権でもあります。極地探検は、ここでその完全な意味を見出すのです。南半球に向かうことは、大陸固有の動物相との刺激的な出会いを約束する、真の探求なのです。ここは世界最大のペンギン、皇帝ペンギンの王国。岩の上に住む他のペンギンとは異なり、皇帝ペンギンは流氷の上に巣を作ります。そのため、流氷の上を特徴的な足取りで歩き回る姿を観察することができます。氷が絶えず変化し、姿を変えるこの南の海では、決して単調ではありません。新しいレリーフと新しい色彩は、尽きることのない驚きを与えてくれます。船は無垢な流氷の中心へと進み、氷山の小路へと入っていきます。その中には、セルリアンブルーの光輪で海を照らす巨大な氷の塊、板状氷山が漂っています。船上で、岸で、氷上で、アデリーペンギン、ウェッデルアザラシ、ミンククジラ、シャチ、ユキウミツバメ......運がよければ、銀色の毛皮をまとった珍しいロスアザラシや、流氷の縁をよちよちと歩く皇帝ペンギンを見ることができるでしょう。感動的なほど魅力的な光景です。
2026年3月10日▶2026年3月11日
終日航海
洋上で過ごす一日です。船内の様々なサービスやアクティビティを存分にお楽しみください。スパでゆったりリラックスしたり、フィットネスセンターで汗を流すこともできます。季節によっては、船上のプールで泳いだり、日光浴を楽しむのもよいでしょう。洋上の時間は、船内で催される勉強会やショーに参加する機会でもあります。ショッピングをお好みであれば船内のブティックへ。船内には、ポナン専属のフォトグラファー専用のスペースもあります。写真がお好きであれば、旅先の絶景を知るフォトグラファーを訪ねるのもおすすめです。大海原の景色を味わうには、船のデッキへお上がりください。美しい波のショーをお楽しみいただき、幸運に恵まれれば、海洋動物たちの姿をキャッチできるかもしれません。魅力あふれる洋上の「休息」時間を、様々なおもてなしをお楽しみいただきながら、のんびりと快適にお過ごしください。
2026年3月12日▶2026年3月14日
サウスジョージア島
到着:2026年3月12日
出発:2026年3月14日
サウスジョージア島は、アンデス山脈から南極半島まで続く海底山脈によって作られた島です。キングペンギン、ジェンツーペンギン、ゾウアザラシ、オットセイなど、地球最南に暮らすありとあらゆる野生動物が、ここを住処にしています。ゴールドハーバーの壮大な氷河やフォーチュナ湾を囲む広大な平原が見られるかもしれません。ソールスベリー平原への上陸が叶えば、この平原を住処とする30万羽を超えるキングペンギンが見られるかもしれません。頭と首の明るいオレンジ色が目印のペンギンたちが一堂に集まる光景は、圧巻の美しさです。
2026年3月15日▶2026年3月16日
終日航海
航海日をお楽しみください。
2026年3月17日
ポートスタンリー
到着:2026年3月17日
出発:2026年3月17日
フォークランド諸島最大の島、東フォークランド島の東端に位置するポートスタンリーは、南大西洋に浮かぶ700余の島々からなるフォークランド諸島の首都です。1764年、フランスの航海者・探検家、ルイ・アントワーヌ・ド・ブーガンビルがこの島最初の植民地を建設し、それ以降、島の港は急速に発展を遂げました。1767年、島はスペインの統治下に置かれ、その後1833年まで、イギリスの植民地となりました。そのような歴史を持つポート・スタンリーには、南米らしさとビクトリア様式が混ざり合う独特の雰囲気が今も残り、家々を飾る色とりどりの屋根が、スコットランドのオークニー諸島やシェットランド諸島を思い起こさせる、風に吹きさらされる厳しい気候下の原野に、明るさを添えています。クライスト・チャーチ大聖堂の前には、クジラの顎骨を用いて1933年に作られたアーチ型記念碑があり、ポートスタンリーがかつて捕鯨で賑わった港であることを伝えています。
2026年3月18日▶2026年3月19日
終日航海
航海日をお楽しみください。
2026年3月20日
プエルト・マドリン
到着:2026年3月20日
出発:2026年3月20日
アルゼンチン・チュブト州の街、プエルト・マドリンは、南大西洋に突き出すような形をしたバルデス半島にあるヌエボ湾に位置し、手付かずの豊かな自然に抱かれた街です。数キロにわたり続く細長い地峡を進めば、ユネスコ世界自然遺産であるバルデス半島の自然保護区に至ります。半島の地形がもたらす、南大西洋の厳しい気候条件とは異なる局所気候によって、ここはミナミセミクジラだけでなくミナミゾウアザラシ、オタリア、シャチなどにとっても理想的な繁殖地となっています。半島の乾燥した草原地帯には、無数の鳥たち、マゼランペンギン、グアナコ、パタゴニアマーラの姿が見られるかもしれません。
2026年3月21日▶2026年3月22日
終日航海
航海日をお楽しみください。
2026年3月23日
ブエノスアイレス
入港:2026年3月23日 早朝
下船:2026年3月23日 午前7時
ラ プラタ川南西岸、大西洋とパンパと呼ばれる広大な平原の間に位置する港町、ブエノスアイレスは、特色ある南アメリカの都市です。アルゼンチンの首都であり、「南米のパリ」の名で親しまれるこの街は、ヨーロッパの影響を受けた建築と華やかな南米の雰囲気が巧みに入り混じる、独特の美しさを誇ります。碁盤の目状に広がる街は48の区域に分かれています。ベル エポックやゴシック、バロックなど、幅広い様式の建築物が立ち並び、どの区域もそれぞれに異なる魅力に溢れています。豊富な食材が並ぶマーケット、数多く残る文化・建築遺産、情熱的なタンゴのリズム。街の至るところで、旅の喜びを実感することでしょう。
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