【日本語スタッフ乗船】鹿児島から大阪 九州の島々と瀬戸内海の港町
【日本語スタッフ乗船】鹿児島から大阪 九州の島々と瀬戸内海の港町
鹿児島乗船/大阪下船
鹿児島から大阪までの、西九州の自然や先祖伝来の遺産、瀬戸内海の風光明媚な場所をめぐる9日間をエクスペディションクルーズです。
雄大な火山を望む街、鹿児島を出港後、ル ジャック カルティエは西へ進み、魅惑的な甑島に到着、8000万年前の白亜紀に遡る断崖絶壁や巨大な岩の造形美に魅了されることでしょう。
長崎沖の八代海と有明海の間には、17世紀にカトリック禁止令から逃れてきたキリシタンたちの避難場所であった天草の島々があります。五島列島の上五島にも、キリシタン文化が残り上五島には多くの宗教的建造物が点在していることからもわかるように、町々にはキリシタンの影響が今も色濃く残っています。その後、韓国第2の都市、釜山へ寄港。釜山港やチャルガチ市場など、対照的な街並みが広がります。
日本に戻り、九州の北端・門司を訪れます。かつては中国との海上交易の要衝であったこの街は、絵のように美しい小路が続き、明治時代から19世紀末にかけての伝統的な日本を彷彿とさせる建築遺産が保存されています。門司港レトロ展望室の頂上からは、神道の聖域と魅惑的な海上の風景が詩的に融合した、格別なパノラマをお楽しみいただけます。
下蒲刈や御手洗の美しい港町をゾディアックでめぐった後は、宮崎駿監督の映画「崖の上のポニョ」の舞台となった鞆の浦へ。大阪で終了します。
High Lights
クルーズマップ
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●西九州と瀬戸内海の珠玉の自然、日本文化、先祖伝来の伝統を知るエクスペディションクルーズです。
●経験豊かなナチュラリストガイドのチームと一緒に、ゾディアックボートで上陸や遊覧します。
●長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産。
●江戸時代に3世紀にわたって禁教されていた日本のキリシタン史の発見。
●関門海峡横断。
●海と陸のコントラストが美しい瀬戸内海。
●歴史、文化、動植物の驚くべき多様性を、この寄港地に精通したナチュラリストガイドチームがご案内します。
Cruise Schedule
2025年4月18日
鹿児島
乗船:2025年4月18日 午後3時▶午後4時
出航:2025年4月18日 午後6時
九州の南の海辺の街鹿児島は、錦江湾にそびえる活火山、桜島でも知られています。活気に溢れるこの街では、火山活動が日々の市民生活に大きな影響を及ぼしています。1914年の噴火では、高さ三メートルもあった鳥居が、笠木だけを残して埋没しました。鳥居は当時のままに残されており、背筋が凍るような自然の凄まじい脅威を、後世に伝えています。
2025年4月19日
甑島列島
到着:2025年4月19日
出発:2025年4月19日
岩がちで緑豊かな甑島列島は鹿児島県の西の沖に位置します。ゾディアックボートに乗り、上甑島、中甑島、下甑島をめぐります。堂々とそびえ立つ崖や、約8千年前の白亜紀の巨大な地層など、3つの島々に広がる自然そのままの偽りない美しさに魅了されることでしょう。ハイキングでは独特な素晴らしい景色が待ち受けています。時が止まったかのようなひとときをお楽しみください。
2025年4月20日
天草地方
到着:2025年4月20日
出発:2025年4月20日
八代海と有明海に囲まれた天草地方。緑豊かな大小120余の島々からなり、豊かな漁場に恵まれるなど多彩な魅力に溢れ、訪れる人々の心を魅了します。17世紀の江戸時代に布かれたキリスト禁教令の下、密かに信仰を続けた多くのキリスト教徒が暮らした場所です。この地域ではどの村にも、キリスト教信仰の歴史を伝える遺産があります。風光明媚な漁村、崎津集落では、この地域の歴史を象徴するユネスコ世界遺産登録の崎津教会(崎津天主堂)をはじめ、キリスト教信仰の歴史をじっくりと体感することができます。
2025年4月21日
上五島
到着:2025年4月21日
出発:2025年4月21日
東シナ海の東端、九州の西端に位置する五島列島。日本の遥か遠くの海に浮かび「日出づる国」の知られざる歴史を物語る場所です。17世紀の江戸時代、カトリック信仰が禁じられる中、この島々には密かに信仰を続けた人々の暮らしがありました。村々に点在する多くのキリスト教施設が示すように、信仰を守り続けた人々の歴史が、島には今も色濃く残ります。熱帯林や入り組んだ海岸線など、素晴らしい大自然に恵まれた上五島は、エメラルドグリーンの海と緑豊かな山々に囲まれ、きめ細かな白砂が美しい海の楽園、蛤浜をはじめ、美しい自然に溢れています。
2025年4月22日
釜山
入港:2025年4月22日
出発:2025年4月22日
約400万人が暮らす釜山は、ソウルに次いで韓国第二の都市です。韓国の南東に位置し、日本海の暖水に囲まれたこの港湾都市はエネルギーに満ち、気候は穏やかで快適。活気ある街並みを散策すれば、美術館や博物館、海岸に優雅に立つ海東龍宮寺をはじめとする仏教施設など、素晴らしい文化遺産をめぐることができます。雄大なビーチや見事な自然景観にも恵まれた釜山は、穏やかな雰囲気に満ちています。ここに暮らす人々との出会いも、旅の楽しみの一つとなるでしょう。
2025年4月23日
北九州・門司
入港:2025年4月23日
出港:2025年4月23日
関門海峡の入り口に位置する九州最北の港、門司港は、長年にわたり九州への玄関口の役目を果たしてきました。今では、かつての漁船の姿はありませんが、港から延びる美しい通りを散策すれば、19世紀後半、明治政府下の古き日本の姿を思い起こさせる、保存状態のよい建築遺産にめぐり会うことができます。門司港レトロ展望室からは、神社と海岸線が織りなす美しい風景をポストカードに取り込んだような、「日出づる国」日本の特別な風景をお楽しみください。
2025年4月23日
関門海峡通航
本州と九州の間に位置する関門海峡。この海峡を通過する体験は、忘れられない旅の思い出の一つとなります。海峡沿いには、緑溢れる山々と壮大な花こう岩の崖に囲まれた、美しい自然の中に立つ神社や漁港などが見えてきます。日本海と瀬戸内海をつなぐこの海域を象徴する関門海峡から、伝統的な日本の姿を存分にお楽しみください。
2025年4月24日
下蒲刈
到着:2025年4月24日
出発:2025年4月24日
広島県呉市の沖合、瀬戸内海の中心に浮かぶ緑豊かな小島・下蒲刈島は、朝鮮を中心に中国やオランダの使者が繰り返し訪れ、未来と帝国の貿易関係のための主要な外交の舞台となったことで知られています。2017年にユネスコの世界記憶遺産登録地区となり、長い歴史の中で重ねられた外交の記録が、島を象徴する存在である松濤園に保存されています。松濤園の庭は敷石が敷き詰められ荘厳な木々が完璧に手入れされた壮大な日本庭園であり、また、島を行き来した海軍の歴史をたどる4つの展示室を持つ複合施設「蘭島閣博物館」が訪問者を迎えます。
2025年4月24日
御手洗
到着:2025年4月24日
出発:2025年4月24日
瀬戸内海に浮かぶ大崎下島の東に位置する御手洗は、昔ながらの風情と風格に溢れる魅力的な漁村です。近代的な都市の喧騒を忘れ江戸時代にタイムスリップしたかのような穏やかな漁船の空気に身を浸してみてください。19世紀の木造家屋が立ち並ぶ狭い路地・大きな土手・数百年の歴史を持つ特別な信仰地、海に突き出た石造りの雁木階段など御手洗の古い街並みは、1994年に国から重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。
2025年4月25日
鞆の浦
到着:2025年4月25日
出発:2025年4月25日
広島県の東部、瀬戸内の穏やかで美しい海を望む沼隈半島の南東に位置する鞆の浦。昔ながらの独特の雰囲気が漂う、魅力的な場所です。古くは風待ちの船が停泊する港として栄えた、美しい佇まいを見せるこの村は、多くの映画製作者や芸術家にひらめきを与える場所となっています。宮崎駿監督のアニメーション映画「崖の上のポニョ」には、ごつごつと岩肌が露出した特徴的な風景、咲き誇る満開の桜、ゆったりとした暮らし、江戸時代から残る伝統的な町屋や港など、舞台となった鞆の浦の魅力が存分に表現されています。
2025年4月26日
大阪
入港:2025年4月26日 早朝
下船:2025年4月26日 午前7時
関西を代表する都市大阪は東京同様、代々続く伝統と驚くような技術革新が共存する場所です。大都市でありながら、あたたかい太平洋に面するこの街は、大らかな空気に包まれています。16世紀に建てられた大阪城は、この街が誇る歴史遺産です。現代の高層ビル群の中でも、独特の存在感を放っています。道頓堀や新世界などの活気ある繁華街には、地元の人々や観光客など、非常に多くの人々が集います。名物のたこ焼きや串カツなど、食欲をそそる大阪の味を楽しむことのできる飲食店も多くあります。
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