2024年4月27日
福岡
乗船：2024年4月27日 午後4時～午後5時
出港：2024年4月27日 午後6時

福岡は、緑豊かな山々と博多湾の美しい海に囲まれた、素晴らしい自然環境の中にある街です。日本のテクノロジーの拠点であることから「日本のシリコンバレー」とも呼ばれる近代都市ですが、素晴らしい文化・歴史遺産も多くあります。15世紀以降、福岡は海上貿易の中心として繁栄を続けてきました。住吉神社、東長寺など多くの寺社が建てられ、また、舞鶴城とも呼ばれた福岡城など、17世紀の史跡が今も残ります。

2024年4月28日
済州島（韓国）
入港：2024年4月28日
出港：2024年4月28日

朝鮮半島の南沖に位置する済州島は、独特の魅力に溢れています。火山島であり、人々を魅了する壮観な自然風景が広がっています。島の中心に、韓国最高峰の漢拏山（ハルラサン）がそびえます。その壮大なシルエットを背景に、火山円錐丘が島の至るところにあり、切り立った崖、その前に広がる緑にも青白くも見える海、壮大な滝の数々、美しい原生林、長く続く茶畑、世界最長級の溶岩洞窟など、この地の特殊な地質から生まれた豊かな自然が広がっています。

2024年4月29日
長崎
入港：2024年4月29日
出港：2024年4月29日

九州の北西に位置する長崎は、多くの歴史遺産で知られています。1945年の原爆投下によって壊滅的な被害を受けましたが、19世紀に建てられたカトリック教会である大浦天主堂とその庭園、諏訪神社、仏教寺院など、破壊を逃れた遺産が残ります。長崎原爆資料館では、この街に投下された原爆の威力と被害の甚大さを知ることができます。近くにある長崎平和公園にある祈念像区域には、世界各国から寄贈された様々なモニュメントが並びます。

2024年4月30日
上五島（長崎）
入港：2024年4月30日
出港：2024年4月30日

東シナ海の東端、九州の西端に位置する五島列島。日本の遥か遠くの海に浮かぶほぼ無名の島々であり、どのような場所かを思い描くことがなかなか難しい場所かもしれません。しかし、上五島を訪れれば、この島が「日出づる国」の知られざる歴史を物語る場所であることがわかります。17世紀の江戸時代、カトリック信仰が禁じられる中、この島々には密かに信仰を続けた人々の暮らしがありました。村々に点在する多くのキリスト教施設が示すように、信仰を守り続けた人々の歴史が、島には今も色濃く残ります。熱帯林や入り組んだ海岸線など、素晴らしい大自然に恵まれた上五島は、エメラルドグリーンの海と緑豊かな山々に囲まれ、きめ細かな白砂が美しい海の楽園、蛤浜をはじめ、美しい自然に溢れています。

2024年5月1日
天草地方（熊本）
入港：2024年5月1日
出港：2024年5月1日

多彩な魅力に溢れる九州の西に、八代海と有明海に囲まれた天草地方があります。驚きに満ちたこの地域には、訪れる人々の心を魅了する力があります。緑に覆われた大小120余の島々からなり、豊かな漁場に恵まれた天草地方は、17世紀の江戸時代に布かれたキリスト禁教令の下、密かに信仰を続けた多くのキリスト教徒が暮らした場所です。この地域ではどの村にも、キリスト教信仰の歴史を伝える遺産があります。風光明媚な漁村、崎津集落では、この地域の歴史を象徴するユネスコ世界遺産登録の崎津教会（崎津天主堂）をはじめ、キリスト教信仰の歴史をじっくりと体感することができます。

2024年5月2日
甑島列島（鹿児島）
入港：2024年5月2日
出港：2024年5月2日

鹿児島県の西の沖に、岩がちで緑豊かな甑島列島があります。その風景はまるで東シナ海に浮かぶ蜃気楼のよう。ゾディアックボートに乗り、上甑島、中甑島、下甑島をめぐります。堂々とそびえ立つ崖や、約8千年前の白亜紀の巨大な地層など、3つの島々に広がる自然そのままの偽りない美しさに魅了されることでしょう。ハイキングに出かければ、このように独特で素晴らしい景色が待ち受けています。時が止まったかのようなひとときをお楽しみください。

2024年5月3日
屋久島（鹿児島）
入港：2024年5月3日
出港：2024年5月3日

山々に囲まれた亜熱帯の島、屋久島。ユネスコ世界自然遺産に登録されているこの島は、日本で随一の美しさを誇ります。広大なスギの原生林には、高さ1,000メートル以上、樹齢7,000年を超える屋久杉があり、現生するスギとしては日本最古のものです。落差60メートルの千尋の滝と海に直接流れ込むトローキの滝は、どちらも壮観な景色を見せてくれます。大いに目の保養となることでしょう。

2024年5月4日
鹿児島
入港：2024年5月4日
下船：2024年5月4日午前8時

海に面した鹿児島市は九州の南に位置し、錦江湾にそびえる活火山、桜島でよく知られています。活気に溢れるこの街では、火山活動が日々の市民生活に大きな影響を及ぼしています。連日のように起こる噴火によって、この街のあらゆるものに、火山灰がうっすらと降り積もるのです。1914年の噴火では、高さ三メートルもあった鳥居が、笠木だけを残して埋没しました。鳥居は当時のままに残されており、背筋が凍るような自然の凄まじい脅威を、後世に伝えています。